よるの読書日記
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2001年09月14日(金) 読書する雷鳥

あー絶対車中で足りない、と思ったので(体調が万全なら)
キオスクで本を一冊買い足す。
まず「紫蘭の花嫁」〈乃南アサ/文春文庫〉を。
前もこの人の花嫁の話〈「6月19日の花嫁」/新潮文庫〉を読んだなー。
映画化もされたらしいけど。
私には今回読んだ方のが面白かった。
登場人物がみんな秘密を抱えていて、
作中に次々その正体を示すヒントが出てくるのを、それぞれに
パズルのようにはめたり外したりする楽しさがありました。
段々皆怪しく思えたり。

次に買ったばかりの「わかれの船」〈宮本輝 編/光文社文庫〉。
宮本輝の本かと思ったら、彼が選んだ短編集でした。
豪華な顔ぶれだし、読んだことない作品ばかりだったから良いか。
これでまたご新規さん(それまで読んだことない作者のこと)と
巡り会えるかも。
林真理子の「四歳の牝牛」はお金持ちのおじちゃまと
若い女の子の出会いと別れ。焼肉の描写がぽーっとなるほど美味しそう。
こういう地方出身の女の子が贅沢覚えて綺麗になる
「マイ・フェア・レディ」みたいな話ってみんな好きね。
私も嫌いじゃないけどさ(笑)


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