よるの読書日記
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あー絶対車中で足りない、と思ったので(体調が万全なら) キオスクで本を一冊買い足す。 まず「紫蘭の花嫁」〈乃南アサ/文春文庫〉を。 前もこの人の花嫁の話〈「6月19日の花嫁」/新潮文庫〉を読んだなー。 映画化もされたらしいけど。 私には今回読んだ方のが面白かった。 登場人物がみんな秘密を抱えていて、 作中に次々その正体を示すヒントが出てくるのを、それぞれに パズルのようにはめたり外したりする楽しさがありました。 段々皆怪しく思えたり。
次に買ったばかりの「わかれの船」〈宮本輝 編/光文社文庫〉。 宮本輝の本かと思ったら、彼が選んだ短編集でした。 豪華な顔ぶれだし、読んだことない作品ばかりだったから良いか。 これでまたご新規さん(それまで読んだことない作者のこと)と 巡り会えるかも。 林真理子の「四歳の牝牛」はお金持ちのおじちゃまと 若い女の子の出会いと別れ。焼肉の描写がぽーっとなるほど美味しそう。 こういう地方出身の女の子が贅沢覚えて綺麗になる 「マイ・フェア・レディ」みたいな話ってみんな好きね。 私も嫌いじゃないけどさ(笑)
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