目口覚書
■目口覚書■
ごめんください
どちらさまですか
お入りください ありがとう

2001年12月13日(木) 下着泥棒

先日、陽のあたる部屋で ぼぉーっと「笑っていいとも」に出てた三木道三
なんかを見てた。
こういうお兄ちゃんって、大阪ミナミ界隈で司会をしてた時巡り合う事が多かった
そんなタイプで、とてもタイムスリップしてしまったものだから余計にぼぉーっと
TVを眺めていた。

すると!

その陽のあたる窓に、なにやらチラチラと陰が見える。
今朝はすでに物干し竿に ずっらーっと洗濯モノを干している。
そのあたりにチラチラと見える陰。

「?」
「?」
・・・・・・・・・・・

階上から垂らされたひも状のもの。
その先端には「J」の字が3方向くらいに放射している釣り針状のもの。
昔夜店で見た、ヨーヨー釣りのさきっぽを集めたようというべきか、
「がまかつ」「上州屋」で見ることはできるのかというようなデカイ釣り針。

それが、今まさに ダンナさんのパンツと靴下の間を 何度も何度も往復しているのだ。
私のパンツは 物干し竿の反対側だ。
と、いうことは 目的はダンナさんの下着?!!!

では なくて。

落とし物得意者の上階の方が また何やら落としたらしいのだ。
それを 自ら工夫して上から釣り上げようと努力しているのだ。

今ここで わたしが窓をガラっと開けて その針にひっかけてあげたり、
はたまた上の奥さんが「ひゃぁ〜 すんまへ〜ん ちょっとソレにひっかけて
もらえますかね〜」っと言えるような人であればコトは簡単だ。

だが、それが出来ないから相手はわざわざヨーヨー釣り状を垂らしている。
それを気付いてしまっては きっと相手は恥ずかしい。
だから陰ながら応援することにした。

あともうちょっとなのに、あと1歩のところで失敗。
「頑張れ!頑張れ!」
私は窓を凝視して硬直する。
数回のチャレンジの結果、上階の洗濯モノは釣られていった。
おもわずスタンディングオベーションしそうだった。


こんな生活とは早くオサバラしたいのさ。


 <あとっぽ  目次  さきっぽ >



↑エンピツ投票ボタン
My追加
めぐっち [home page] [bbs]
[めぐっちのめ。] [ちょっとmail]
My追加