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■ 不可能
携帯のバイブのかすかな音が 体の力を抜いたときに部屋の隅から聞こえていました。 きのうも そのまえの日も 頭の隅でバイブ音が聞こえていました。 はるちゃんの苛立ちが 目にうかびました。
鏡のまえで、わたしは、享とキスしたり、抱き合ったりしていました。 自分の姿を見ることで、わたしは何かをわかりたかった。
わたしははるちゃんを傷つけたいのか、 自分を最低な人間にしたいのか、 うざったいくらいの愛情を欲しいのか、 さみしいからこうしているのか、 この人と離れたくないのか、 この先どうするのか、 どうなってしまうのか、 友人を失うのか、 どうしたいのか。
鏡の中の自分を見たってわかるわけもなくて、
素直に生きていくことと、 誰かを悲しませないことは、 私にはいっぺんにできないのかもしれない。
2004年08月23日(月)
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