覚書 (NHK知るを楽しむ なんでも好奇心 縄文ミステリーツアー 小山修三 より)
【非日常性の演出と人集め】 祭の特性はその非日常性にある。年齢や地位を越えて、男が女に化けたり、動物に化けてさわぎ、命をかけて危険な曲芸をやる。それを見るために、見物客が晴れ着をつけて集まってくる。音、光、色、匂いまで総動員された世界、日常は力をつくして働く生活を送る人々にとっての異界ともいうべき空間。食べ放題、飲み放題、無礼講。英語で、リクリエイション(再生)というように、日頃の鬱憤をはらし、潜在するパワーをとりだし、生かすしかけなのだ。
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