日記でもなく、手紙でもなく
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2001年最後の日。 晴れた空を見上げていると、急に今日鎌倉まで行こうと思い立ち、午後から出かけることにする。
東京から横須賀線には乗らず、東海道線で大船まで行き、そこから横須賀線に乗るのが、最近はほとんど。 大船からあまり待つことなく久里浜行きに乗り込む。
お正月よりはぐんと人が少ないだろうと思っていた。確かに少ないことは少ないが、それでも小町通あたりの人の流れは決して少なくない。 渋谷なみかと言われると、雰囲気が違うのでなんとも言えないものの、人とぶつからないで歩くというのも、なかなか難しいくらいの人出。 同じようなことを考えて出てきている人が多いのかなどとも思ったり−−。
午後から出かけると、鎌倉に着くのが3時過ぎになってしまうが、だいたい2時間ほどぶらぶらして、蕎麦屋に入る感じなので、大晦日ということもあり、十分時間があるだろうと思っていた。 しかし、4時半過ぎると、空気がかなり冷たくなってきて、かなり着こんで歩いているので少し汗ばむくらいなのだが、顔だけはやたら冷たくなってきて、これが結構こたえる。
鎌倉宮のほうまでぶらぶら歩いていく。さすがにこの境内はひっそりしている。元旦になるまで、社務所も開かない、という気配。 少し鎌倉駅に戻ったところにある荏柄神社に至っては、門すら閉まったまま。深夜0時前後に再び開門するようだった。
なかむら庵の蕎麦屋も、本日は持ち帰りのみという札が出ていて入れないので、鎌倉駅に少し寄ったところに新しくできた(参道沿いには本店がある)創作蕎麦の店に入って少し豪華な蕎麦を食べてしまう。 ただ、豪華といっても、少し高級素材をちりばめ、それに別籠に天ぷらがついた内容で、蕎麦でここまでする必要はあまり感じられなかったのも事実。 蕎麦はやはり<もり>か<ざる>、それに天ぷらをつけてもらうというのが一番のような気がする。
更に、横浜中華街へ寄って、中国茶を50g買って帰る。 今まで通沿いにあったところだが、角に新しい店ができ、台湾と中国本土両方のお茶が置かれている。2Fは喫茶で、おいしいお茶もそこで飲める形。
とりわけ値段が高いのは、<20g!>3000円の大紅袍、いわゆる岩茶の最高峰に近いもの。100gだと\15,000也! おいしいかもしれないが、これはちと贅沢に過ぎる。
それほど高くはないものの、さほど安くもない文山包種茶・超特級を、2日に知人に会うのでそのおみやげ代わりに50gだけ買って帰る。
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