兼松孝行の日々つれづれ

2008年09月27日(土) 第64回東海北陸ブロックPTA研究大会千秋楽

大会二日目は全体会。
会場は七尾市サンライフプラザ大ホール。

まずは開会行事が行われるわけだが、さわやかな朝を迎えたはずが、前日の飲み会の影響か、会場全体が何となくだるい雰囲気。
そんでもって、来賓で壇上にいるPTAの皆さん方も、何となく昨日のお酒が残ってる感じ。
元気に挨拶をしているその目が何となくだるい感じだ。
そして会場には睡眠学習者が続出。
まあ、大会日程が逆だと、分科会が同じ状態になるわけだから、ある意味工夫された日程なのかな。

開会行事のあとは、シンポジウム。
北京オリンピック400mリレー銅メダリストの朝原宣治さんとロスアンゼルスオリンピック400mH代表で、現在は大学教授の大森重宜さんの対談。
この対談は今年の早い段階から決まっていたもので、まさかメダリストとして朝原さんが登場するとは、その時は夢にも思ってなかったと思う。
対談が始まり、朝原さんのクールな印象は一発で吹き飛んだ。
やや大人しめの関西人だった。
そして、鈍感力を兼ね備えた大物だった。
いやぁ、しかし面白かった。
ドイツ生活時の向こうの選手のドーピング話やグランプリシリーズでの相部屋の話やいろんな意味で楽しい話が聞けた。
ドイツ生活時は、ドイツ人になりきって生活をしたというエピソードもなかなかの大物ならではの発想だ。
それに海外を転戦して成功する秘訣は、やはりコミュニケーション能力を鍛えることだと言っていた。
どんなに才能があっても、個人スポーツである陸上競技であっても、周りと意思疎通が出来なければストレスで活躍出来なくなるという。
それは、メジャーに出て行った野球選手の話にも通じるなぁと思いながら聞いていた。
環境が整わなければ戦えない、と言う人は活躍出来ない。
郷に入ったら郷に従う適応力も必要だと熱く語っていた。
グランプリシリーズの宿が相部屋だという話は驚かされたなぁ。
隣にイスラムの選手が寝てて、夜中に突然お祈りを始めたりする話や、アフリカの選手が、夜明けとともに起きて日没とともに寝るという生活をしていると言う話も、異文化交流適応能力がないと、ストレスになってしまう。
それに、向こうの競技場は日本みたいに環境が整っているところは少なくて、サブトラックがないところや、トラックが四角形のところや、いろんなところがあるようで、適応能力がないとそういったことでモチベーションが落ちてしまうし、どんな場面でも最高の結果をだすための準備をしなければいけないという話は感心させられたなぁ。

そして、対談の途中で大物ゲストが登場。

同じくオリンピックで銅メダルを取った朝原さんの奥さんの奥野文子さん。
ここまで饒舌だった朝原さんもややおとなしくなった気がした・・・と思ったらマイペースのB型、奥さんの登場にもたじろぐことなくいろんな話をしてくれた。
それを、仕方ないわねぇ〜という感じで見守る奥野さん。
何か夫婦生活の一端を感じ取ることが出来た。

夫婦生活の話で言えば、家庭と競技はリンクしない、と言う話は気持ちがよく分かる。
走る時に「子どものために」「家族のために」という思いはなく、純粋に競技と向かい合う姿勢は素敵だと思う。
オリンピックの選手をマスコミが報道すると、家族を持ち出して美談に仕立て上げたり人格者にしたりするけど、そんなこととは無縁の競技生活を送って来たんだなと、本当の意味で純粋にアスリートの生活をして来たんだなと感じた。
でも、イチローみたいに毎日カレー食べてみたいなルーティンワークはしなくても問題ないから、奥さんとしては特に苦労はない、と奥野さんは語っていたな。

今回のテーマは「親育ち」なので、北京の話はほとんど出なかったが、親になった時の気持ちや、子どもに対する思いなんかもうなずけるものだった。
子どもが「メダリストの子ども」というレッテルを周りから貼られることを心配している話は、確かにそうだよなと思う。

楽しい時間はあっという間に終わってしまい、最後に銅メダルを披露してもらったが、銅だから既に色あせてたなぁ。
10円玉のあの色になってた(笑)

思っていたよりも楽しい2日間を過ごすことが出来た。

でも、今日は子どもの運動会だったんだよなぁ。
日程が重なってしまったことが残念だ。


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