兼松孝行の日々つれづれ

2008年07月27日(日) 劇団Beans第22回公演「フローズンビーチ」千秋楽

というわけで、あっという間に千秋楽。

昨日の反省をもとにMDを1台増強して本番に望んだ。
今回は、今までオイラがやってきた芝居とは違って、いろんなSEを舞台中から出す事が多い。
逆に言うと特別な音だけお客さんから見えるメインスピーカから出すのだ。

いつもは切れやスピードで勝負してきた劇団が、今回は主に気持ちの動きを見せる芝居をしているので、そういう意味ではなかなかの難敵だ。
音の入り方や消え方を舞台上の気持ちに合わせて行って行かなくてはならない。
芝居は生ものなので、そういうところが毎回変わってくる。
なので、初日に出した音と、千秋楽で出した音は音量も違えば入るタイミングも違う。
音が上がったり下がったりするタイミングも量も変わってくる。
もちろん演出から言われた基本線は守りながらだ。

個人的には千秋楽でやっと初日がでったって感じだったけれど、昨日のお客さんはそれはそれで芝居の大きなところで影響するような間違いはしてないので、ご安心を。

仕込みからの3日間を終えて見て、劇団員としてやってた頃に比べて明らかに気持ちの面が違う。
達成感みたいなものは、実はない。
他人のイメージを形にすることで、自分にはない引き出しを新しく付け加えることが出来たという満足感はある。
ついでにいうと、自分が演出して自分が音を出す時よりも緊張がある。
これは自分でも不思議な感覚だった。
これを職業にしている人にとっては、毎回これのくり返しだから、なかなかシビアな世界なんだなという新たなる発見もあった。

本番前、先のことは考えたくないと言っていた劇団の代表は、本藩を終えれば気持ちが変わると思っていたとおり、先のことを考えるようになった。
本番という場所はそういう場所だ。
今まで二度としたくない苦労だと思っていたことを、あっという間に消化してくれる。
それ以上に得るものがあるのだ。

さて、オイラはどうするか。
まだ当分は、芝居に関わってもこうしたピンポイントの活動が主になるんじゃないかなと思う。
本格的にやると言うことについては、またゆっくり考えましょう。


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