兼松孝行の日々つれづれ

2008年02月05日(火) 第26回安城市民演劇祭「即興パフォーマンスまねきねこ」

元劇団Beansの劇団員が出演するし、以前劇団Beansで、真剣にインプロ公演を考えていたこともあり、今回即興パフォーマンスまねきねこがインプロ公演を行うということで安城市文化センターに見に行った。

45分程度のパフォーマンスであった。
内容は即興性、突発性の出来事をライブパフォーマンスとして客席も一体となって楽しむものだが、いろんな意味で劇団Beans在籍中にインプロ公演を考えていた時の疑問に対して答えが出た。

一言で言えば、やらなくて正解。

今回の公演を見て、
例えば、舞台上でパフォーマンスする役者のスキルの問題やお客さんの質の問題や、いろんな細かいところでクリアしなければならない課題が見えてきた。
もちろん公演をやると言う次元の話だが。
しかし、最大の発見は、インプロをお客さんの前で行うこと、そのものについて、今回見る側で参加してみてはっきりと分かったことは、見終わった後「何も残らない」ということだった。
公演を終わった後は、やる側には何か残るけれど、見る側にはその場その瞬間の出来事ではあるけれど、見終わった後に何も残らなかった。
もちろん、オイラの反応がすべてではない。
むしろ少数派かもしれない。
積極的に見てみたいと思うお客さんが多くいたかもしれない。
だけど、オイラ的にはこう言った形式の公演を行う理由は、やる側にしか存在しないし、すべてはやる側だけで完結してしまう可能性が拭えないということだ。

もちろん今回の公演が悪いとか、間違っているとかそういうことではない。
それ自体を主にやっている劇団はたくさんあるし、評価も高い。
オイラが作る側だったら、インプロは稽古手段の一つとしてしか考えられないということだ。
稽古に本格的に入るために、心と身体をほぐして更に心と身体の可動範囲を大きくしていくトレーニングとしてはとても有効だと思うし、劇団のコミュニケーションを円滑にするためには大きな成果を得ることの出来るトレーニングだ。
今後芝居を作ることがあれば何度も取り入れていきたいと思っている。

でも、まああれだ、
劇団Beansで稽古していた時にインプロに対してネガティブなイメージで取り組んでいたメンバーが積極的に関わる姿をみて、時は流れるんだなぁと実感してみたりもした公演だった。


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