兼松孝行の日々つれづれ

2008年01月15日(火) CD「沿志奏逢2/Bank Band」

融資バンド(と、勝手に呼んでいる)のニューアルバム。

穿った見方かもしれないが、昨年のFesが2日間雨で中止となり、1億以上の赤字が出来た。
そこを埋めるためのリリースかもしれない。
しかし、バンドが出来てから4年が経ちそろそろ記録として残しておいてもいいかもしれない曲たちがたまってきたのも事実だ。
まあ、そんなしょうもないことを考えてしまうのは、行きたかったfesが雨で中止になってしまったからにほかならない。
でも、闇雲な憶測はせずにがんばって素直に受け入れてみようと思う。

一通り聞いた感想としては、やはり音楽は楽しいということだ。
言葉は悪いが前回のCDと比べるとカバー曲はわりと地味な選曲だ。
でも、Bank BandのBank Bandたる所以がこういう音でしょと言う選曲になっている感じがした。
そして驚いたのはevergreenが収録されていたことだ。
多くは語らないが、ある意味禊みたいな感じで区切りにしたかったのかな。
でも演奏は素晴らしい。
一回自身で完成形を世に出しているだけあって、カバーバージョンも素晴らしい。
それは、既に映像化されているライブ演奏を見ても明らかだった。

そして、後半になるに連れて個人的に好きな曲が並んでいることでもあるのだが、なかなかいいのだ。
聞いていてワクワクしてくる。
素晴らしい。
やはり音楽は楽しい。
そんな原点に戻ることの出来る歌たちだ。

もちろんこの選曲と曲順にしっかりとメッセージが込められているとは思うのだけれど、それはまた何度も聞くことで堪能して行こうと思うのだ。

「to U」がヘッドホンで聴くと船酔いしそう感じなのを除けば、素晴らしいアルバムだ。


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