| 2007年01月22日(月) |
MOVIE「不都合な真実」 |
我が家の近くではTOHOシネマモレラ岐阜でしか上映されていないので、30キロの道のりを車を飛ばして映画を見に行く。 ついでなので、他に2本見るスケジュールにした。 というわけで、3本目のうちの1本目。
アメリカの元副大統領、アル・ゴアさんの講演を軸に地球温暖化への警告がテーマの映画だ。 「不都合な真実」とはアメリカの大企業にとって「不都合な真実」だ。 環境問題と経済が両立しないというアメリカ国内への反論として、環境に優しい企業が成長するデータを取り上げていた。 その例としてあげられていたのが、TOYOTA、HONDAだ。 そういえば、このゴアさんのお話、日本では政治家の口からも当たり前で語られている環境論だということに気がついた。 どうも、アメリカでは政治家を含めて強大な抵抗勢力があるようだ。 ゴアさんがこうして世界各地で地球温暖化を訴えかける講演会を開くようになったのは、現ブッシュ政権に大統領選で負けてからのようだ。 今このタイミングで映画が公開されるということは大統領選をにらんでのことかと穿った目で思わず見てしまうが、映画にしようとしたのは全くゴアさんの意志とは関係ないところで監督が決めたようだ。 ゴアさんの生い立ちと環境問題は密接に関係があることも映画から見て取れる。 内容的には素晴らしいドキュメンタリーだ。
しかし、この映画は見るのに疲れる。 何がって、ゴアさんの話すスピードとスクリーンに映し出される各種グラフ・資料を読み解くに、英語が全てわからないオイラには字幕を頼りにするしかない。 とにかく情報の流れるスピードが速い。 90分近くの映画だったが、吹き替え版があったら嬉しいと思うのだった。
|