兼松孝行の日々つれづれ

2004年09月25日(土) 祝祭

時々他劇団のお手伝いや観劇なんかで名古屋に行く。
その時はっきりと思うことがある。

名古屋の劇場はビルの1室だったり大通りに面してたりする。
こういう場所での演劇は都会の片隅で悶々としている人の暗部を描いたりすることが可能だ。
価値観が多種多様なことが劇場空間の前提になっているからだ。
だから、アングラが発展してきんじゃないかと思う。
テンションの高い芝居が成長してきたんじゃないかと思う。
それは音楽もしかりだと思う。

でも、われわれのように都会から離れた場所の芝居は、(誤解を恐れずいうなら)その町にたった一つのその日その為の空間だ。
年に何回も出現する空間じゃない。
そう言う場所での芝居はやはり祝祭でなければならないんだろうと思う。
劇場を出るお客さんが悩んだり首をひねって出てくる芝居は都会でやる芝居なんだと思う。
地方都市で行う芝居は村芝居であればいいなあと思う。
お客さんがすっきりした顔で出てくる芝居がいいんじゃないかって、そう思う。

だから劇団Beansの芝居空間は祝祭であり続けたい、そう思う。


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