兼松孝行の日々つれづれ

2003年07月29日(火) ミラクルスペース稽古見学

劇団員がおそれ多くも客演するミラクルスペースの稽古を見学しに演出宅を訪れる。
自宅が稽古場ってのは何ともかっこいい響きだ。
それに敷地内にたくさん車も止められるし。
住宅地の中に有りながら、何とも条件が良い。

さて稽古の方は、オイラが見る限り場面場面の詳細な詰めに入ってる段階だった。
本番は2週間後なので、順調なペースかなと思う。
で、おそれ多くも客演させていただくうちの劇団員はというと・・・・うーむ、である。

ちなみにここの芝居はうちの芝居とはちょっとやり方がちがう。
うちはマイナス点を埋めていく芝居づくりをしていくが、ここはプラス点をのばす芝居づくりをしている。
もちろんお互い時間があればプラスマイナス両方に手をかけたいと思ってるがいかんせん本番まで無限に時間があるわけではないので、そこはどうやって実をとるかという判断の違いだと思う。

だから、ここの稽古を見ると良いところと悪いところが両極端に見えてくるのだ。
しかし、目をつぶっても大丈夫というところも多い。
それはやはり、演出方針の違いがあるからだ。

で、うちの劇団員は、うーむ・・・なのだ。
良いところを上手に行かしてもらっているが、下手のところは限りなくまずい。
しかし、ここはミラクルの稽古場なので声を大にするわけにも行かず、と言う感じだ。

他に客演で月面コレクションから二人の役者さんが来ていた。
この二人の芝居は秀逸だ。
空間の意識が広い、自分の役割と場面の流れを理解している、瞬きしない、表情も豊か、全身を意識して演技している。
他の役者さんに比べると飛び抜けている感じがした。
こんな役者さんと組んで芝居づくりができたら幸せだなあと思う。

で、その幸せ者の演出はまだ芝居の理想が見えなくて悩んでる感じだった。
役者さんをプラス評価していいとこ取りをした結果見えてくるものを、組み立てて芝居づくりにしていこうという方法を採っているせいか、役者の成長が止まると悩んでしまうようだ。(そう見えた)
特に主役の二人が場面を先読みして芝居をしてしまう所為で、徐々に気持ちの流れを見せないといけない場面で、すぐに結果を見せてしまって芝居にならない。
演出泣かせの状態だった。

でも、状態としてはほんの少しのスパイスでがらりと良くなりそうな状態だ。
あと2週間後の本番が楽しみである。


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