兼松孝行の日々つれづれ

2003年03月09日(日) 劇団夢一座「ハッピー・婆バースデイ」&通し稽古

公演一週間前だが、いろいろな何があって劇団夢一座の公演を見に行く。
この劇団はオイラ達が劇団を作った時に同時に出来た扶桑町内のもう一つの劇団だ。
何処が違うかと言えば、劇団員の年齢層とお客さんの年齢層が違う。
夢一座はおじ(い)さんおば(あ)さんとその子どもで構成されている。
お客さんも当然のことながらそういった人たちが中心となる。
オイラ達とは違うお客さんをターゲットにしているので、お互いで来て8年で共倒れせずにやって来れたのかなあ、なんて思う。
劇団を作った当時は、お互い喧嘩別れに近いところがあったのだけど、今ではそんなわだかまりはない。

公演はとある老人ホームを舞台に描かれる人間模様だ。
役者は9人。
お年寄り軍団と老人ホーム職員軍団の年寄りチームと若いチームだ。
そして劇中劇がいくつかあり、そのなかで役者は入れ代わって行く。

年寄チームがさすがだと思うのは、個性が思いっきり前面に出ていて言葉がしっかりと生きている。
かったるくゆっくり話しても気にならない説得力がそこにはある。
反対に若者チームがテンポやリズムはよくても言葉が生きていない。
若い子同士がやってる劇中劇「ロミオとジュリエット」は、さすがに心地よい睡眠薬になってしまった。

お話は彼等の今をしっかりと盛り込んであって、同世代のお客さんにとってみにつまされる話で、とても共感が持てるものだった。
だからといってお涙頂戴で臭く見せるのではなく、心地よい流し方をしていた。
しかし、スタッフワークがイマイチで、もう少し勉強して欲しいとも思った。

この芝居を見たあと稽古場に行く。
今回初めて通し稽古を2回やった。
しかもインターバルを30分しか取らず2回だ。
主目的は本番前なので、芝居そのものを身体に覚えこませることが目的だ。
さすがに体力的につらいところがあったのか、2回目は中だるみが個々の役者にあったり、芝居全体のテンションが落ちたりした。
でも、全体的に物語の形が出来てきた。

やっとこれで幕があきそうな気がしてきた。


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