兼松孝行の日々つれづれ

2003年01月31日(金) とあるホームレスの死

すっと体育館に居座っていたホームレスのおじさんがなくなった。

風呂に入らない、食べ物は盗んで来る、大小は垂れ流す、勤労意欲はない、とまあ大変な人だった。
すぐ近くに兄弟・親戚は住んでいるんだけど、いろいろとトラブルが合って見放されてしまった。
現状だけ見れば同情しそうになるが、そこに至るまでの話を聞くと自業自得でホームレスにならざるをえなかったとしか思えない。

今年に入ってからしばらく体育館から姿を消した。
少し気になったので、昨日いると報告を受けた場所を見に行った。
そこに彼はいた。
意外と元気そうだった。
だけど、今日訃報を聞いた。

公務員としていろいろ考えた。
どこまで生活に介入出来るんだろうか。
もちろん仕事としては法律の範囲内で動くしかない。
さすがにその人の人生を丸ごと引き受けることは出来ない。
でも、何かをしないといけないとも思った。
いろんな手を尽くして自立への道を模索した。
でも結局誰もみとる人がいない状況の中人生を終えてしまうと言うよくない結論を迎えるに至った。

仕事の限界を感じた。


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