兼松孝行の日々つれづれ

2002年07月05日(金) DVD/機動戦士ガンダム「特別版1〜3」

ほぼ20年前のアニメ映画「機動戦士ガンダム」を見る。
特別版と言うくらいだからリメイクでもしたのかなと思って期待したら、映像は細かいところでおまけがある程度で、音が5.1チャンネルになっていた。
しかし5.1チャンネルになっていても、家では2チャンネルでしか聞けないのでちょっと残念だった。

実は映画のガンダムをちゃんと見るのは初めてなのである。

見ていて、昔からの映像である意味とても嬉しくなった。
例えばホワイトベースが動いて行く時に、そのセルについているであろう汚れも一緒になって移動して行くのだ。
こういうしょーもないところに感動を覚えながら昔を懐かしむごとく見ていた。

でも、見るにつれて昔見ていたこととは全く違った感動が自分の中に芽生えて来たことに気がついた。
子どものころはただガンダムが動いてライバルであるシャァとドンパチやってることそのものが魅力的だったのに、今見るとそれは物語の主題からすると全くの伏線で、本当に描きたかったことがしっかりと見えて来た。

この物語は一人の少年の成長を描いた物語で、宇宙戦争と言う極めて特異な舞台を設定することで、その成長の変化やスピードを分かりやすく描いている物語に見えて来た。
そして少年の葛藤や苛立ちは、当時それを見ていた自分にとってはリアルタイムな心の動き故、そういった描写に対して勝手に蓋をしてみていた当時の自分に気付き、そして、20年後の今見ると多感な少年期を振り返るような作品に見えて来た。

ガンダムが今の時期にDVDとして復活したのは、きっと作者も当時ガンダムに熱狂していた世代の成長を読んで復活させたのではないかと思う節もあるが、もしそうだとするとその企みにまんまと引っ掛かったわけである。
でも、それが結構心地よくある自分がここにいる。

きっとヤマトではこんな気持ちにはなれないんだろうなあ。


 < 過去  INDEX  未来 >


兼松孝行 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加