兼松孝行の日々つれづれ

2002年05月16日(木) CD/Mr. Children「It's a Wonderful World」

デビュー10周年を迎えるMr. Childrenの新作アルバム。

ジャケットは何だかクラシックのアルバムみたいなシンプルなジャケットだ。
ジャケット自体が小さな本のようになっていて、各々のページに歌詞が書いてある。

このアルバムは「蘇生」という曲に集約される。

全体を通して「叶わない夢」「捨ててしまった(捨てなければいけなかった)夢」への様々な切ない思いが描かれている。
それは例えば恋愛だったり、結婚だったり、戦争だったり、友情だったり、生と死だったり、様々である。

「蘇生」はそう行った叶わなかった夢、諦めざるをえなかった夢はたくさんあるし、夢は捕まえた瞬間夢でなくなってしまう。
だったら、このつまらない日常生活こそ夢みたいに塗り替えてしまえば、それは素敵な世界になるだろう。
そういったメッセージが込められている。
有り体の言葉でそして一番素直な言葉を使えば、世界を「みんなの愛」で塗りつぶしたいという思いが伝わって来るのである。
そしてそれが「Wonderful World」ということなんだと。

「Innocent World」からもうひとつ踏み込んだ考え方だ。

オイラはとてもこの姿勢が前向きに思えた。
そして、今自分自身の生活も見てみても、捨ててきた思いはあるし、それを諦めざるを得なかった絶望感や切なさはある。
だけど、日常が楽しくないと日々生きている意味はない。
たからこそ厳しい現実は自分を大きくして行く材料だと思って楽しんで行こうと思っている。
そしてその厳しい現実を彩る為に芝居をしているんじゃないかと思う。

余談だけど、「蘇生」というタイトルと曲の内容から、かつて大学時代に作った歌のことを思いだした。
ちなみにその歌のタイトルは「更生」。
Mr. Childrenの歌みたいにカッコよくないので、恐らくこの先一生人前で歌うことはないと思うのだけど、なんなく「蘇生」を聞きながら思い出していた。


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