兼松孝行の日々つれづれ

2001年12月15日(土) 弥生「ねずみの嫁入り」&「月面コレクション/カンチクロス」

今日は仕事はおやすみ。

弥生の保育園での生活発表会(学芸会)。
朝からみぞれまじりの雪。
そんなわけで保育園の周囲は送迎の車だらけで路駐の嵐!
会場は開演前からカメラの砲列と父母ジジババで鮨詰め状態!!
身動き一つとれず。
ここでこれから3時間もい続けるのかと思うと寒気がする。

(中略)

てなわけで弥生の出番。
ねずみの嫁入りのお嫁さんの役。
自分で立候補してなったようだ。
しかし、内弁慶なのでなかなかなかなか、おーい、ちゃんとうたえよぉ。
声出せよぉ・・・・
たくさんのお客さんを前に緊張しまくり。
何だか自分を出せないでいる感じ。
ウーム、誰かの芝居と一緒だ。
血を感じる瞬間・・・・

弥生の出番の最中ずっとカメラを手にしていた。
しかし三脚なしということで持ち続ける。
5年前のハンディーカムだけど、これがまた重い。
乾電池で動いているのでそれでさらに重い。
そして、今度はもっと軽いカメラを調達しようと誓うのだった。


その後、車を飛ばし「月面コレクション/カンチクロス」を見に行く。

中山幸代さんの初作品。
ある団地の一室での話。
12月23日に寒竹さんの奥さんが、自分宛の宅配便を出す。
奥さんが自分宛に贈ったクリスマスプレゼントである。
さてその中身は...?
そして、団地の一室に寒竹さんを探して様々な人が乱入して来る・・・・
そんな感じの話。

全体的な印象でいけば、脚本・演出の理想が随所にちりばめられていてどんな芝居が好きなのかが良く分かる作品になっていた。
場面場面でつくりたいことは良く分かった。
ピンポイントでのつくり込みや、美意識は参考になるものがあった。
しかし、その分全体がつながらず散漫な印象を受ける。
役者でいえば赤井さんは初めてみたけど、久しぶりいい役者さんを見たという感じ。
もっと舞台に出ればいいのに、と思った。
ストーリー的には本来謎になるはずの部分が最初のシーンではっきりと教えられてしまうので、寒竹さんが段ボールの中に入っていることがハッキリと分かるファーストシーンだったので、いくらみんなが待ち続けていても、いくら奥さんが嘘をついても、オイラの気持ちは早く12月24日にならないかなあ、という一点に絞られてみていた。
せめてあの段ボールは軽々と持ち上げてくれないとなあ。
まあ、こんなふうにいろいろと思うことはあったけど、全体的にはイイ作品だと思った。
よくをいえば、有料にしてでも会場自体の作り方に気を配った方が良かったのではないかと感じた。


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