兼松孝行の日々つれづれ

2001年12月01日(土) 劇団サラダ&二酸化ガンマンサイドセッション/あ、ごめん。弾入ってた・・・

昨日仕事が早く終わったので「劇団サラダ&二酸化ガンマンサイドセッション/あ、ごめん。弾入ってた・・・」を見る。

行きは頑張って名古屋高速を使っては見たものの、なんと楠JCまで4キロの渋滞!
JCから料金所まではまだ1キロ近くある。
てなわけで名古屋高速のって下りるまでに50分近くかっかってしまった。
なんじゃそれ!

で、開演予定時間を5分程過ぎて到着!
しかし、まだ始まってなくってよかった(ほっ)

で、以下感想。

ストーリーは、ある新米刑事がベテラン刑事に様々な事件を経験しながら鍛えられて行く姿を、コメディータッチのオムニバス形式で進められていくもの。

劇団サラダとしては外部から演出兼脚本家を呼んでの初のセッション。
あれだけ自分達のスタイルにこだわり続けたサラダにしてはものすごく画期的な出来事である。
当然期待は高まるばかりである。

台本は面白い。
演出の芝居の付け方、立ち位置の取り方、センスは抜群の物がある。

しかし・・・芝居が面白くない。
稽古不足なのかどうかは分からないけれど演出の意図している部分が残念ながら消化されていなかった。
もちろんお客さんには受けていたが、受けている部分の大半は「面白い言葉」を喋っている部分である。
役者が頑張らないといけない「間」で笑わす部分や「構図のずれ」で生じる笑いの部分が弱いと感じた。

役者各々は頑張っていたと思うし、前回公演よりも上手くなって来ていると思う。
でも、せっかくのサイドセッション。
違う様式の芝居をどん欲に吸収していければ良かったのになあと思う。
芝居を見た印象は「いつものサラダ」の芝居だった。
そして、役者各々の得手不得手がハッキリと分かる芝居だった。

様式という点でいけば何が違うかというと、今回の芝居は縦方向のコミュニケーションをとる芝居、いいかたをかえればお客さんとコミュニケーションをとる芝居である。
今までのサラダの芝居は、横方向(役者どうし)のコミュニケーションの芝居をしていた。
そして今回も今までのコミュニケーションの取り方を役者がして、しかし演出は縦方向に特化したコミュニケーションの芝居を作ろうとしているので、芝居が面白くなくなってしまうのは当然の結果であろう。
その中でも、玉腰と西本クンは縦方向のコミュニケーションをとろうと頑張っていたと思う。

期待が大きかった分、落胆も大きかった。
でも、いろんな意味で面白かったし楽しませてもらった公演ではあるし、多分お客さんから見ればいい公演だったと思う。

そういえば、どうでもいい話なんだけど、芝居の前半出て来るいじめられキャラの名前が「まことくん」だったなあ。
とちっていじめられてたなあ。
演出の相澤さんはまだ許してなかったのかなあ。
まあ、どうでもいい話なんだけど。

で、芝居を見たあとサラダ行きつけのお店でサラダの人たちと飲む。
演出の相澤さんはテレビ愛知のアナウンサーである。
さすがに「0」の日でオイラが公務員だということがばれているので、マスコミ関係の方の目の前でヤバいことはできない。
この日はお茶で過ごす(それが普通だろ!)。
そこで、オイラが密かに(おいおいここで書いたら全世界に公開してるから密かじゃないじゃん)計画している小さい公演のオファーをしてみたりした。
なかなか好感触だった。

お茶で飲み会を過ごしたあと、帰りは下道で40分くらいで扶桑まで帰って来た。


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