兼松孝行の日々つれづれ

2001年11月07日(水) 復活そして・・・

オイラにとっての稽古初日。
何だか転校生の気分である。
しかし稽古に入るとそんなことは全く関係なくなった。
久々の他人の演出での役者。
なんと2年ぶりである。
稽古自体は何とか不難にこなせたかなと。
リフも台本声出さなくて読んでた割には意外と入っていた。
あと、「ちゃんとした」稽古を2〜3回くり返せば入ると思う。
実はリフ覚えが大の苦手。
苦手と言うかちゃんとしたデティールが作れないと入らないタイプの人なのだ。
なので、取りあえずイメージトレーニングだけしてなんとか役作りをしながらリフをイメージしていた次第。

話は変わって稽古後の飲み会に久々に元劇団員がやって来た。
彼女は劇団を辞めてから上京し自分の夢を追いかけに行った。
オイラは彼女の行動がとっても嬉しくて何度も声援をして来た。
彼女が稽古に遊びに来る度に近況を聞いて自分なりに励まして来た。
ただ、元劇団員だし戦力的には素晴らしいものがあったので、退団する時はさすがに辛いものがあった。
だから、周りの劇団員は飲んでる時に「帰って来て一緒にやろう」という話をする。
本気なのか社交辞令なのか定かでないが。
しかし、それが今の彼女には嬉しい反面うっとしく感じていると思う。
飲み屋の帰りがけそう言っている劇団員の前でさすがに注意してしまった。
彼女が夢破れてこっちに帰って来たとしたら芝居を辞める時だろうと思うし、芝居をしたくて地元でばん回をはかるつもりならうちのような劇団にいてはいけないと思う。
もちろんそうなればオイラ自身の持てる人脈と芝居を見た経験から、彼女が活躍出来るであろう劇団を紹介するつもりではいる。
とにかく彼女には頑張って欲しいと思う。
もちろん期待のかけ過ぎは良くないと思うが。


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