兼松孝行の日々つれづれ

2001年10月24日(水) 芝居は難しいなあ・・・

稽古に行っていないといろいろと余分なことを考える今日この頃です。

いったい何が良い芝居で、何が良くない芝居なのか。

もちろん人各々価値観が違うのは分かる。
そして、つまらない芝居をすることが罪なのも分かる。
独りよがりな芝居も行けないのも分かる。
理想だけに走ってしまうのも良くないのも分かる。

だけど、こんな消去法が、だからといって良い芝居ができると限らないことも分かる。
正解はない。
正解はないから模索する。
模索してその結果がひとりよがりではいけない。

うーむ、みんなが満足する結果なんてあり得ないと分かっていながら、デも、できるだけたくさんの人に満足してもらうことを考えなければいけない。

オイラ自身は今でもたった一人のお客さんを猛烈に感動させる芝居を目指したいと思う。
たった一人が猛烈に感動してくれたら、他のお客さんはきっとその半分でも感動してくれると思っている。
だけど、そう思うことがひょっとして幻想じゃないかと思うこともある。

そして、考えて考えて悩むしかない。
悩んだ先に幸せな光が見えるとも限らない。
でも、考えるしかない。


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