兼松孝行の日々つれづれ

2001年09月06日(木) わかるけどわからないこと

そいえば、昨日のゲートボールのおじいさん、おばあさんたち、先のない話をしてたかな。
「もうすぐお迎えがくる」とか、「わしゃ10年先はおらんで(いない)」とか。
うーん、しかも笑顔。
みんなとにかく笑顔。
医療関係者や葬儀屋さんが目の前の死に対して、だんだん精神的になれていくそれとは全く異質のものを感じた。
自分の死に対してどうしてあんな風に達観できるんだろう。
覚悟を決めたっていうほど気合いが入っているわけでもなく、悟りも開いたというほど仙人ぽくもなく。

何となく年とると自分もああなっていくんだろうなあ、と想像はできるけど、心の中まではわからない。
死んでしまうことが怖くて怖くてたまらないオイラには、わかるけどわからないところだなあ。


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