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■ ピアノ
エレクトーンを習っている私だけど、ピアノの音のほうがいい、と思うことがたくさんある。 それは、ピアノは機械の音じゃないからだと思う。
ポロン…ポロン…と鳴るピアノは、昔のお屋敷の中にあっても、カフェ感覚のお店にあっても、夜の店のバーにあっても、学校にあっても、普通の家にあっても、違和感がない。 存在感は充分にあるのに、それをまわりに押しつけたりしないところが好き。
あの指をすべらせたときの、重みのある感じ。 キーボードとは違って「ああ、私今音楽を奏でているんだ」という感覚を指先から感じる瞬間。あれがすごく好き。 曲によって、懐かしくなったり、新鮮な気分になったり。 合唱をやっていたせいかもしれないけど、伴奏を聞いているだけでも、なんだか心に響きが伝わってくる。
そういえば、合唱の練習をしていたとき、先生がグランドピアノを開いて、 「みんなが一つの音を音程どおりに出すと、ピアノも歌うんだよ」 と言って、発声をさせたことがあった。 みんなで、「ド」の音を出したら、響きで弦が震えるのか、ピアノの小さく「ド」の音を出して、それに感動する私がいた。 ピアノは、優しいものだと思う。 音も、見た目も、雰囲気も、そして習うのも(もちろん練習は必要だけど、右手だけ、とかだったら数週間練習すればできるんじゃないのかな?) 意外とピアノだけのCDとかは安く売ってることも多いので、優雅に紅茶を飲みながら聴くのもいいかもしれない。 幸せをありがとう★
2001年09月06日(木)
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