幸せ記録帳
涼香



 

星を観るのは、昔から好きで、天文台やプラネタリウムに行くと、そこに流れている空気を感じるだけで、心がワクワクしてくる。
月や土星や木星も、望遠鏡で何回観ても飽きないし、見る度に宇宙にはこんなものが浮かんでるのかと思うと、感動してしまう。

最近はやっぱり陸が明るすぎるから、空がまぶしくて星も見えずらいけど、その分空いっぱいに見た星のことを忘れないでいられる、心に残せる気がする。

今までいちばんたくさんの星を観たのは、中学校の野外活動。キャンプファイヤーとかいろいろ終わった後、テントに戻って、さぁ寝よう、と思っていたときのこと(前日に熱を出したりしてたから、早く寝なきゃ次の日倒れる! と思って先に寝るよ〜とか言った後だったと思う)

「すごい、綺麗〜!!」

外の音がよく聞こえるテントのなかで、私は誰かがうっとりと呟く声や、驚き、茫然としてる空気に誘惑された(笑)
そして、寒くないように上に羽織って外に出たとき。一瞬、本当に言葉が出なかった。

空に、星ってこんなにあったんだ。

あのときの天の川までしっかりと見える星空を、後何回か(もう一度じゃ足りないから)この瞳で観て見たい。

後、星座の話を聞くのも大好き。昔の人が空を見て紡ぎ出した物語を、現代の私たちが空を見上げながら聞くことが出来るのは、とてもすごいことだと思う。
幸せをありがとう★

2001年07月26日(木)
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