ネットで知り合った彼と遠距離恋愛の末、 ようやく結婚しました♪
2002年12月からは結婚日記☆
そして2004年12月28日に男の子ダイくんが誕生。
2005年12月1日に女の子リンちゃんが誕生。
2007年8月11日に女の子なっちゃんが誕生
ただいま3人のおかーさんやってます♪

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2003年05月20日(火) お通夜

今日も朝から忙しい。
あたしとおかーちゃんはイトコ2人を連れて、祖父母の家へ。
彼と弟達、おとーちゃんは家に置いたまま。
お通夜の時間に来てもらうことに。

葬儀屋さんが準備を整えてくださる。
ばーちゃんはキレイにお化粧をしてもらった。
今日は遠方の親戚達が祖父母の家に集まってくる。
その準備、そしてお通夜と告別式の準備に追われるのだ。
祖父母の家にはもうたくさんの人が来ていた。
じーちゃんは涙を見せつつ、お客さんの対応をしていた。

あたしはお世話するにも着る服(それっぽい)がないんで
買い物のついでに買いに行くことに。
・・・おかーちゃんに買ってもらったけど(笑)

ばーちゃんの遺影にする写真が必要だった。
年寄りはあんまり写真を撮らないでしょう?
あっても集合写真みたいなのしかなくて、みんな困っていた。
そこであたしが思い出した写真があった。
あたしが死んだ時はこの写真使こてな」とばーちゃんが
言ってた写真のことを。もう何年も前。

・・・確かデジカメで撮ったはず・・・
あたしは車に乗せたままのパソコンを持ってきて電源を入れた。
なんてったって「前のあたしの結婚式の時の写真」なんだもん。
はたしてあるのか???
ずっと開いてない「昔の写真」っていうフォルダを開いた。

あった・・・」じーちゃんとばーちゃんが並んで笑顔で
映っている写真が。
さっそくじーちゃんにその写真を見せた。
これ、前にばーちゃんが死んだら使こて、って言よった
写真なんやけど・・もう4年くらい前やけどねぇ
」と。

じーちゃんは「こりゃええなぁ、笑ってええ顔してるし
大賛成のようで、さっそく葬儀屋さんに遺影にできるか確認。
うまく遺影にしてくださるとのこと(^^)
よかったぁ☆
本人の希望だし、じーちゃんも気に入ってくれたし。
たまたま、あたしがパソコンを持っててラッキーだった。

夕方になって、お坊さんが祖父母の家にやってきた。
祖父母の家のほんとに近くにお寺がある。
徒歩3分くらいのところ。
ばーちゃんはこのお寺に「ご詠歌」を習いに行っていた。
もう20年以上も。
お坊さんともとても親しかった。

お坊さんはお経を唱えながら泣いていた。
お坊さんが泣くお通夜なんて、聞いたことないよー。
来る人来る人が涙を見せ、お祈りをした。
お坊さんは言った。

ばーちゃんだけじゃなくて、誰でもいつかは死んで
極楽浄土に行くんよ。ばーちゃん、先に行って待っとってや

その言葉が悲しみをやわらげてくれた。
そして、ばーちゃんのご詠歌のお仲間さんが歌った。
変ないい方だけど、とてもいいお通夜だった。

眠っているばーちゃんの傍で食事をとり、お酒を飲んだ。
なんだか騒がしくてばーちゃんが起きそうやったけど(笑)
親戚たちにあたしは彼を紹介した。
去年の暮れに結婚したあたし。
結婚式が遠方だったのと、あたしが2回目だということで
披露宴に来た親戚の人数は少しだった。

こんな時に彼を紹介することになるなんてね。
でも彼は礼儀正しく親戚と接し、「あんたはええ婿さんと
一緒になったな〜
」なんて言われた。
こういう機会をくれたばーちゃんに感謝?なーんて。

実家に帰る前、あたしはばーちゃんに口紅をつけた。
お口を水で湿らせていたから、朝お化粧をしてもらったのに
口紅がすっかりとれてしまってたのだ。
また明日ね」ばーちゃんにそう言って帰った。

でも何より気になるのがじーちゃんだ。
ばーちゃんが入院してから数日、あまり寝てないし食べてない。
じーちゃんはしっかりした人だから、大丈夫だと思うけど
やっぱり心配だなぁ。
できるだけ、じーちゃんの傍にいよう」そう思った。


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