朝早く起きてみんなで喪服を着た。 今日もいい天気。雨だったら色々大変だもんね。 天気がよくてよかった。 みんなでそろって祖父母の家に行ったら、もうたくさんの 人が来ていた。 AM11時からお寺で行われる告別式。
ばーちゃんはお棺に移され、「お棺にご一緒に入れる品物を どうぞ入れてください」と言われて、あたしはつい先日 ばーちゃんと一緒に選んで買った服を持った。 「この夏に着るやつ」とせっかく買ったのに、とうとう 着ずじまい。「ばーちゃん、天国で着てね」
つい一週間前のことなのに・・・・ どんどん悲しくなってとうとう泣いてしまった。 ばーちゃんの傍らにその服を入れた。 泣きすぎてヒクヒクなっちゃったよ(爆) 人の輪から離れて、彼の傍で泣いてしまった。 彼は何も言わずにあたしの背中をなでて、慰めてくれた。 「あたし、ブサイク?」って聞いたら「いいや・・・ちょっと」だって。 も〜〜〜〜〜〜〜(^^;
お棺が運ばれることになり、弟達や彼もお手伝いに。 そしてそのままお寺に運ばれた。 AM11時から告別式がはじまった。 困ったことに涙が止まらない。ポロポロポロ・・・ さらに困ったことに、鼻水出ちゃうし(−−;
横からそっとハンカチをくれる彼。 もちろん自分のハンカチを持ってるのよ、あたしは(^^;
お坊さんのお経が終わり、お焼香を。 「お棺にお花を入れてあげてください」と葬儀屋さんの言葉。 みんなが涙しながらお花を入れていった。 ・・・っていうか、みんなの涙に釣られて泣いている葬儀屋の お兄ちゃん(^^; あなたはその仕事に向いてないかもね(笑)可愛い人だったなぁ。
ばーちゃんはたくさんの花に囲まれて、とてもキレイだった。 その後お棺に釘が打たれ、あたしはじーちゃんの傍でばーちゃんの 写真を運んだ。霊柩車のクラクションが寂しく鳴り響き、 発進したのだった・・・。
斎場へ到着し、本当の最後の最後のばーちゃんの顔。 やっぱり眠っているままのばーちゃんの顔。 とってもきれいで今にも目が開きそうなのにね。 最後にあたしは自分の唇に小指を当て、紅をとり ばーちゃんの冷たくなった唇に塗った。 キレイで天国へ行ってね・・・。 最後にじーちゃんはばーちゃんの髪をそっとなでて、 とうとうお棺を閉められ、炎が入ったのだった。
「枯れるほど泣いたなぁ」じーちゃんは用意された食事を 食べながらそうつぶやいた。 ・・・ほんとだね。
今まで、祖父母の家では、じーちゃんとばーちゃん、そして じーちゃんの妹の3人暮らしだった。 じーちゃんの妹はちょっとだけ体に障害がある。 だからじーちゃんは「わしがしっかりせにゃな!」と気を しっかり持って頑張っている人なのだ。
えらいなぁ・・・。じーちゃんは自分のために畑仕事をし ウォーキングもして、生活のすべてと妹の世話を自分でやってる。 今年のはじめにじーちゃんは手術をした。 両耳の後ろに腫瘍ができていた。ちょっと奥の方で、手術の時 の影響で顔に神経麻痺みたいなのが少し出ていた。 お医者さんには「この麻痺は治らないでしょう」と言われて 口が少しまがってたのね。
じーちゃんは諦めずに、スルメをかんだりして口を動かす 運動をし、「治らない」と言われていた顔の麻痺を治してしまった。 すごい!! しかも80過ぎて運転してるし(^^; でもその運転も危なっかしくないから不思議なんだよねぇ・・・。
話しがずれたけど、そういうとてもすごーいじーちゃんなのだ。 面白い話が大好きで、若い女の子も大好きで(笑) そして、ばーちゃんを愛していた・・と思う。 そんなじーちゃんがあたしは好きだから、じーちゃんの力に なれたらなぁ・・って思うんだー。
今日はじーちゃんの誕生日。「おめでとう」は言えないけれど ずっと傍にいることにした。
時間が過ぎて、ばーちゃんはキレイなお骨になった。 みんなが骨壷に納めていった。 そしてお骨になってから、またお坊さんに拝んでもらい焼香。 お坊さんはばーちゃんの「戒名(死んでからの名前)」を 付け、その意味を教えてくれた。 そして、「初七日」とか「四九日」とかの意味なども。 「これからばーちゃんは極楽浄土へ行くために修行する」だって。 そんな話を聞いたら、まるでばーちゃんはまだ生きているみたいに 聞こえて、ちょっと嬉しかった。
仏教っていうのも、結構面白いかもしれない・・なーんて。
お寺の和尚様はそういう話をわかりやすく、詳しくいつも お話ししてくれるから、法事なんかもイヤじゃないんだよねぇ。 いいお坊さんでよかったなぁ(^^)
納骨も済ませ、やっと全部が終わった。 親戚たちが帰路に着き、彼も仕事のために先に帰ることに。 彼は「明日、東京出張や」だって(TT) 「気をつけてね」と、誰もいないところでチューして、別れた。 ・・・彼が行っちゃった〜・・寂しいなぁー。
夜、近所に住む親戚といとこ達とあたしたち。 晩御飯食べなきゃね。そろそろ出来合いのご飯は飽きた。 あたしが「ピザ食べたい!」なんて冗談で言ったら、本当に ピザ頼んでくれた(ラッキ♪) じーちゃんは、「初ピザ」を経験したのであった(笑) 「うまいけど、油っぽいなぁ〜」だってさ(^^; じーちゃん、食欲があるようでよかった(^▽^)
また明日、色々用事をしに来なきゃならない。 PM11時くらいに「また明日ね」とじーちゃんに言って 実家に帰宅した。みんな疲れたねぇ。 あたしもヘトヘトだぁ〜。
実家に帰ったら・・・・犬の下痢ウンコが床のあちらこちらに 転がっている(−−; どうも妊娠中のマルチーズ「メイ」がやったらしい。 一日中誰もいないことがストレスになったのか? この日、メイは吐き気も出てきて、あたしの傍で「ゲロ!ゲロ!」 あたしはメイをバスタオルの上に座らせて看病(見てるだけ) 「明日治らなかったら病院行きだなぁ〜」と思いながら。
AM12時前に彼から電話が。「おやすみ」を言うだけやけどね。
M:明日早いの? A:30分だけな M:じゃ、6時半起きなんやね。電話しよか? A:大丈夫と思うけど、一応な!
AM6時半にモーニングコールを引き受け、「おやすみ」を言って 電話を切った。その後、あたしはほとんど寝ることができなかった。 メイがゲロゲロいうたびに背中をさすり、不安げなメイを 慰めながら横になってた。 メイー・・・大丈夫かよー。
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