THOKOの日々

2018年10月05日(金) 一冊の本

「本日はお日柄もよく」を読んだ
帯と裏のあらすじと始まりをさらっと読んでいいかなと思っていたけど
とてもよかった

連日バレーの試合を見ているので、高揚状況にある影響もあいまって感動した
小川糸の作品は、ふわっと暖かくて心理の妙をつく感じでもある
有川浩の作品は、人間の巧妙な心理の描き方で共感を呼び読ませる力がある
村田沙耶香のコンビニ人間は、海外でも翻訳されて発売されるだけの描写力がある とがった書きっぷりというか、緻密で読んでいて息苦しくなる程の物語の構成力とでも言おうか
今日読んだ原田マハの作品は、言葉を紡ぐことの好きな私にどんぴしゃはまる内容だった
言葉の持つ力をスピーチライターという仕事を使って巧みに描写して、まっすぐ人の心を射抜く作品だった
ただ、登場人物それぞれのキャラ設定に焦点をあてているわけではなく、そこはふんわりした感じだった
ただひたすらに、スピーチに使われる言葉たちがその導き出し方がとても暖かく優しかった

人の心を打つ表現はいかにして生まれるか
うんうんとうなずきながら、時に入り込んで涙しながらの読破だった

400ページ以上の分厚い本は、読む気にあまりなれない
かと言って、それくらいの厚さなら6時間もかからず読んでしまうから
買うよりも図書館で借りるほうが良いのかもしれないなぁなどとふと思うのである
本棚に本が増えていくばかりだからだ

でも、涙はエンドルフィンという幸福ホルモンを出すという
それゆえ泣いた後にはなんだかほっとするわけだ
人間の自己防衛本能のひとつでもあるのだろう
たくさん、あえて感動を探して泣いてみるのも手なのだ

さぁ、もうじき大学の講義が始まる
今期申し込んだ中の3講義は通学するものだ
学士に必要な単位ではなく、純粋に興味のあるもの
楽しみだ


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