とりわけ心がけていること それは笑顔でいること 社会人1年目の教育でもある 自分のなかの得体の知れないものと戦う患者さん 覚悟してくる人 不安をかかえたままの人 納得できないままの人 色んな人がくる だから、そんな色んな気持ちを丸ごと包めるように ‘あなたを受け入れますよ‘という合図のようなもの
術後順調に来ていて、本人も努力していた どっしり構えているようで、決してそうではないことを私は気づいていた カーテンを閉める時、ドアを開ける時、ノックする時いつでも静かに心がけていた ここにきて、高熱が出現し表情も乏しくなっていた 解熱剤を飲んでも微熱程度にしか下がらない 氷枕を持って行った私に、口にしてくれた言葉だった 「よく笑う人だなと思いました。でも、その笑顔にね癒されますよ。病室なんて味気なくて時々気が狂いそうになります。でも、あなたが笑うとそこだけ花が咲いたように明るくなるんですよ。私が神経質なのをあなたは気づいていますよね。いつもドアの前で一呼吸置いてるのが足音でわかりますよ。ありがとう。」 どこかで聞いたような台詞だが、それがその人の私への最後の言葉となった。 私は笑う これからもずっと 悲しいときも 苦しいときも どんな時も花のように笑っていようと思う それが、その人の遺言だと思うから そして、それで患者さんが少しでも癒されるなら そうありたいと強く思う
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