THOKOの日々

2008年05月20日(火) 遺言

とりわけ心がけていること
それは笑顔でいること
社会人1年目の教育でもある
自分のなかの得体の知れないものと戦う患者さん
覚悟してくる人
不安をかかえたままの人
納得できないままの人
色んな人がくる
だから、そんな色んな気持ちを丸ごと包めるように
‘あなたを受け入れますよ‘という合図のようなもの

術後順調に来ていて、本人も努力していた
どっしり構えているようで、決してそうではないことを私は気づいていた
カーテンを閉める時、ドアを開ける時、ノックする時いつでも静かに心がけていた
ここにきて、高熱が出現し表情も乏しくなっていた
解熱剤を飲んでも微熱程度にしか下がらない
氷枕を持って行った私に、口にしてくれた言葉だった
「よく笑う人だなと思いました。でも、その笑顔にね癒されますよ。病室なんて味気なくて時々気が狂いそうになります。でも、あなたが笑うとそこだけ花が咲いたように明るくなるんですよ。私が神経質なのをあなたは気づいていますよね。いつもドアの前で一呼吸置いてるのが足音でわかりますよ。ありがとう。」
どこかで聞いたような台詞だが、それがその人の私への最後の言葉となった。
私は笑う
これからもずっと
悲しいときも
苦しいときも
どんな時も花のように笑っていようと思う
それが、その人の遺言だと思うから
そして、それで患者さんが少しでも癒されるなら
そうありたいと強く思う


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