一年前の今頃ピンクの聴診器は、ピンクの制服のポケットにいつも入れられていた 1日に2回取り出されて、胸やお腹や腕のおとを聞いていた 空気のおと 栄養のおと 血液のおと 水のおと からだのなかの色んなおとを聞いていた そして、夜になるとロッカーにいた
1年経って、ピンクの聴診器は今胸元にいて主人が不在の時は ステーションにいる 働く仲間たちの聴診器と同じところで嬉しそうに胸を張っている
こんな日が来た事を聴診器は夢のように思う そして、今日もたくさんのおとを伝える 異常と正常を伝え続ける 誰かのために
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