THOKOの日々

2008年05月09日(金) 自己像の揺らぎ

手術を控え、窓から遠くをみて静かに過ごす人。
手術を終えて、長引く回復に、不安をかかえる人。
意気揚々と入院してきたのに、二週間の入院生活で自信を失って行く。
ここは病院。
病に向かい合うところ。
牢獄とか囚人とか表現する人もいる。
リストバンドという、手錠をつけてるという人もいる。
隔絶された世界にいて、自分が世の中に忘れられていく恐怖を露わにする。
病院にいるだけで自分が不完全で不要なものに思われる。
落ち着きがなくなったり、苛立ちから怒りっぽくなったり、退院が決まったとたん入院を伸ばしたがったりする。コミュニケーションが、他愛ない話が人を人たらしめる。
学生の間、二年家族と会話なく、学校でも2、3人としか話さず、単独行動に徹するよう過ごした。それ程隔絶されると患者さんの気持ちも少しは察することができるのだ。
自己像の揺らぎは、個人を破壊する。


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