■つれづれ日記■
光樹



 あしたのジョー実写版

 伊勢谷友介の良さは異常。


 言語に絶する伊勢谷力石のかっこよさがなんかもう良すぎて気持ち悪いくらいだった(;´Д`) ポスターの写真があまりにも力石で、漫画ちゃんと読んだことなかったのにわーもう絶対見にいこう! と思って全巻読みました。それだけでもすごい期待してたけど、その期待を成層圏まで飛び越える良さでした。おえー。

 個人的な印象では、序盤の展開早すぎて、わかるんだけど、無駄を省きたいのはよくわかるんだけど、「あしたのジョー」はやっぱり半分はヒューマンドラマだと思うから、うーん…。と思った。でもこれは見る人個人がこの話のどこに重きを置いているかとかにもよると思う。映画批評とかでは前半のスピーディーさが褒められてたりもしてた。私はジョーへの丹下コーチの一種異様な深い愛(笑・でも他に言いようがない)とかに比重を置いてるから、そこを掘り下げんでどうする、と思ってしまうかな。ジョーの人生の無駄や迷走こそが、ジョーを形作る重要な部分だから…。映画にするために無駄を省いたと同時に、無駄じゃないところも省かれちゃったなあと思った。ボクシングを始めるまでが早すぎる。ような気がする。少年院の職員がジョーの退院を寂しがるような要素も感じられなかった。ジョーの天性のスター性とか、もっと盛り込んでいいと思うのに。人物的にもストイックすぎるというかまあ要するに個人的には物足りない。とはいえあれ以上描くと重くて臭くなっちゃうんだろうな。女子としてはそりゃあクールでスタイリッシュな方がいいとも思うし。

 そんな中二人が宿命のライバルとなってゆく理由を、力石サイドは伊勢谷友介が力ずくで表現しきったけど(エピソードも充実してたし)、ジョー側は、省けてしまったジョーの人生とかにその多くが含まれていた気がして、なんかなあって。

 まじめにまともに「あしたのジョー」だった、まずはそれだけで充分だし、山Pのジョーも丹下のおっさんもよかったし、力石は言うことないけど、深さが物足りないと言うのは、酷というものでしょうかね。

 本編ラストがああだったので、スタッフロールと共にその後のジョーの復帰、漫画と同じシーンで幕、とかで良い気がしたんだけど。そうじゃなかった。うーん?

 なんのかのとケチをつけたもののいい映画だったと思う。何度でも言うけど伊勢谷力石よすぎ。表情の複雑さも仕草も声もパーフェクトでした。



2011年02月17日(木)
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