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■ 忘れな草。43 にょ
キラの力がアスランの命となる。 キラを死においやる力。けれどそれはアスランにとっては救い。そしてそれをキラから取り除くことによってキラも救われる。
「それでキラが助かるんですね。」 「えぇ。その力だけをあなたの身体にとりこめば…。あなたの身体に入ってもあなたの身体が拒否反応を起こせば、あなたはキラの変わりに新月の晩に死にますわ。それでも…構いませんか?」
それは最後の選択。逃げられない事実。 けれどキラを救えるかもしれない唯一の方法。 自分を危険にさらすのは構わない。けれどキラを危険にさらしてしまうことは確かだ。 それでも何もせずにこのまま二人で死ぬよりは何倍もいい。 アスランはラクスの目を見つめて首を縦に振った。生きた目をして。
「そう…。分かりましたわ。私はただ成功することを祈っておりますわ。」 「…ありがとう。」
アスランはラクスに深々と頭を下げた。今までの事への謝罪と感謝の気持ちをこめて。
「私の力で今晩キラを無理矢理にでも覚醒させますわ。…ほんの一瞬ですけど。その時力を使ってください。そうすればキラはしばらくの間目覚めていられますから。」 「その時、キラの心はどこに…?」 「キラにとっては夢みたいなものになってしまいますわ。完全に目覚めるわけでもなく、寝ている訳でもなく。それでもあなたの言葉は少しは通じるかと。」
キラは夢の中。けれどアスランには現実。さらには片方だけの思いでキラを抱くことになる。力を使って合意という形になるとしても。
「彼女はあなたを求めてきますわ。…それは力の影響だけではないことを忘れないでください。」 「え?」 「力は力。思いは思い。本当に嫌いならキラはあなたを求めたりなんてしませんわ。」
初めてここでキラに力を使わされた時もキラはアスランを求めてきた。それは心の中にアスランを求める気持ちがあったから。その気持ちを引き出すのがアスランに備わった力。
「終わったらまたここに来てください。」
そう言い残してラクスはどこかへと消えてしまった。
「今夜…。」
キラは許してくれるだろうか。キラを抱く事を。待って欲しいと言ったのにその言葉を無視することを。
「けれど…けれどそれ以上にお前が死ぬのだけは耐えられないんだ…!!!」
アスランは拳を強く握りしめる。辛さに耐える為に。 全ては今夜。
ラクスとの話を終えてアスランはまたキラの部屋へとやってきていた。ベッドの横にある椅子に座り、キラの手を握りしめる。
「愛してるよ、キラ。他の誰でもなく、お前だけを。」
そして軽い口づけを交わし、そのまま夜になるまで手を握りしめ続けていた。
真夜中。一度部屋に戻ってきたアスランは病院内が静まり返ってしばらくした後にキラの部屋へとやってきた。
「お待ちしておりましたわ、アスラン。」
するとその部屋には屋上でしか姿を見た事のなかった少女がいた。
「あぁ。頼む。」
アスランがそう合図をするとラクスは大きな鎌をふわりとキラへと振りかざす。するとキラのまぶたがかすかに動いた。 アスランはキラへと近づき、キラの瞳が開くのをじっと待った。そしてゆっくりと目が開くと同時に視線が合った。
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さて、ぼちぼちエロ凸乳…違う!突入です。どんな変換ですか…。 六日連続更新しましたが…明日は微妙です…。
2006年02月06日(月)
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