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■ 忘れな草。1
キキィッと音がして、それから鈍い音と共に身体中に痛みが走った。 そこからの記憶はない。
「ここは・・・。」 「どこだと思います?」
目を開けるとどこかの屋上らしい場所に立っていた。今は夜らしく、あたりは暗く、しかし満月が辺りを照らしていた。 その月の下には長くてふわふわとしたピンクの髪を持つ少女が、闇と同じ色のマントを着込み、大きな鎌を持ってにこりと笑って立っていた。
「君は・・・。」 「魂を導く者、でしょうか。いわゆる死神と呼ばれるものです。」
死神とはにつかわしい顔でその少女は笑った。年格好は同じくらいであろうか。 なぜ彼女が目の前に立って居るのかなんて考えなくてもわかる気もするが、あえてそのことを聞いてみた。
「じゃあ俺は死んだってことか?」 「まぁ言ってしまえばそうですが、少し違いますわ。」
少女の言う言葉が理解出来ず、ほんの少しだけ顔を歪めてしまった。
「あなたは事故で死にました。けれどまだ死んではいません。」
彼女がジャンプをすると、屋上の入り口であろう建物の上へとふわりと降りた。高さは二メートルは軽くあるだろうか。けれど彼女はそんな高さなど気にならないほどに軽やかにその場所に立った。そして、そのままそこに座る。 彼女の整った顔と、闇に浮き出るようなピンクの髪が月明かりに照らされて、その存在を際出させた。
「それは一体・・・。」
自分よりほんの少し低い位置にあった目線は高い位置へと移動してしまったため、少しだけ上を向いて話す。
「あなたはちょっと特殊な星の生まれでして。だからあなたはまだ生きるチャンスがあるのです。」
ラッキーですね、と少女は微笑んだ。しかしどうも彼女の話がうさんくさくて仕方が無くて、やる気なさそうな声しか出て来なかった。 「はぁ・・・。」 「信じていませんね。まぁいいですわ。あなたは次の新月までに自分以外の人間から生命力を分けてもらえば生き残れます。けれど分けてもらわなければ新月の日、あなたは死ぬ・・・いえ消えるでしょう。」
先ほどまでのかわいらしい少女の表情がなくなり、彼女の言った”死神”という表情が全面に出る。 けれどそんなことより、彼女の先ほどの言葉の方が気になった。 「消える?」 「そう。あなたという存在が、あなたが生きていた存在も何もかも。」 「な・・・っ。」
存在が消える。それは死ぬというよりつらいこと。いや、つらいなんて感じないだろう。そう思った瞬間消えているのだから。誰の記憶にも残ることなく。
「だからあなたは生き残らなくてはいけないでしょ?」 「・・・その方法は?」
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作品汚してすいません〜〜〜〜〜。 これは某ギャルゲです。 忘レナ草っていうやつ。 ゲーム自体はちょっと微妙だったのですが・・・この設定はなかなか楽しいかと。なのでちょっと失敬させていただきました。 さすがにこれは本にするのはどうかと思うので、こちらでちょこちょこ連載ってか一気に書く体力がないのでちょこちょこ載せていこうかと。
まぁ、言ってしまえばパクリですけど、もうすでに色々設定がめちゃくちゃです。 この先なんぞもただただつっぱしります。 オリジナルと同じなのは「生命力を分けてもらう」ということ。 ゲームの主人公と同じ道は通りません。そんな、ねぇ・・・。 知ってる方は知ってるかと思いますが。けれどそんな浮気なことはいたしませんよ、うちの彼は。
早くラブラブを!!! もちろんアスキラですよ。んでもってキラは・・・どっちがいいだろ。
2004年09月04日(土)
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