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■ 恋文
「お兄ちゃん、いる?」 キラは参考書片手にアスランの部屋のドアを叩いた。が、返事はない。 「お兄ちゃん?」 確か出かけてはいないハズである。アスランが帰って来てから、出て行った様子などない。今は親も仕事でいなくて、そんな時にアスランがキラに一言もかけないで家を出て行くことなんてないのだから。 キラが恐る恐るドアを開けると電気がついていたのだが、静かであった。 「いないのかな?」 と、部屋を見回すとベッドに座ったまま倒れるように寝ている人物を発見した。 「おにいちゃ・・・・・。」 キラが近付いても起きる気配はなく、すやすやと寝息をたてていた。 「・・・仕方ない。」 キラはアスランの寝顔と参考書を交互に見て、そして部屋を出ようとした。こんなに気持ち良さそうに寝ているアスランを起こす訳にもいかないから。 「ん?」 その時、ふと机の横のゴミ箱が目に入った。覗き込むとカラフルで可愛らしい封筒がいくつか捨ててあった。 その封筒を見てみると、どうやら封すら開いていない様子だった。 「もしかしてラブレター?」 一瞬とまどったのだが、キラはそのいくつかの手紙の一つに手を伸ばした。 「ちょっとくらい・・・見てもいい?」 誰に聞く訳でもなく、キラはその封筒を綺麗に開けその手紙を開いた。 「キラ?」 「わっ!!」 いきなり声がしたので、キラは驚いて声を上げた。そしてキラが振り向くとアスランが起き上がって目をこすっていた。 「あれ、どうかしたの?俺に何か用?」 「え、あと・・・。」 歯切れの悪いキラを見て、アスランはキラの目ではなくその手に持っているものに視線を向けた。そして目に入ったのはキラのいつも使っている、アスランが選んだ参考書であった。
======================== アス(兄)×キラ(妹)なお話。 また短編。書いてる途中です。 あまりにも更新してないのでヤバいなぁと思ってこちらに・・・。
2004年04月19日(月)
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