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■ Suger Lump
「キラ、何持ってるんだ?」 「え?これ?」 ダークブルーの髪の少年は、休憩室になっている場所のソファーに座り、正面に座る栗色の可愛らしい少年の手元を覗き込んだ。それはピンク色のなにやらいかにも怪しそうな小さな小瓶。 「ラクスがくれたんだ。とっても美味しいんだって。」 キラはそれをアスランに見せ、にっこりと微笑んだ。 「ラクス…?」 その名前を聞いて、アスランはあからさまに顔を歪めた。 ラクス・クライン。それはプラントの歌姫であり、アスランの婚約者でもある。親の決めた婚約。なので、二人の間に恋愛感情なんてものは存在しない。ラクスからしてみれば、アスランはからかいがいのあるいいカモといった状態だ。 そんなラクスは、プラントでは癒し系アイドルとして有名だ。どこがどう癒しなんだか、逆に悪魔にしか見えないアスランにとっては頭をひねることばかりだったが。 そんなラクスがキラにやったという小瓶。美味しいと言ってラクスがキラにやったのなら、死んだり身体に悪影響を及ぼすことはないだろう。 しかしあのラクス。どんな副作用が待っているか分からない。キラは素直すぎで、ラクスが何か企んでいるとも考えていないのだろうと、アスランはいつも心配していた。考えているとしても、ほんの少しのオチャメくらいにしか感じないのだろう。 「キラ、こっちにおいで。」 アスランが手招きすると、キラはアスランの元へとすぐにきた。そして横に座ろうとすると、何故か手を引かれアスランと向かい合いになるように膝の上に座らされた。 「アスラン?」 少しだけ照れたような顔をし、それでもキラは微笑んだ。いつまでたっても初々しい反応のキラに、アスランは当初の目的を忘れそうになるのだが、アスランはなんとかそれに耐えた。 「キラ、ラクスのくれたそんな得体の知れないもの、本気で飲むの?」 「うん。だって折角くれたのに、もったいないじゃないか。それに、そんなに得体の知れないものじゃないよ。だってラクスなんだよ、くれたのは。」 アスランにはそれが一番信用出来ないのだ。一体今まで何度ラクスに騙されたのか。“一応”婚約者のアスランは、何度も何度もラクスに苦汁を飲まされてきた。 「キラ、ちょっと見せて。」 アスランが手を出すと、キラはその手の上に小瓶を乗せた。アスランはそれを光にかざしてみたり振ってみたりするのだが、さすがに見た目では何も分からない。 瓶自体もピンクだが、中身もピンク色。しかもかなり鮮やかなピンクである。 こんな飲み物が他にあっただろうか、というかこれは本当においしいのだろうか。昔どこかにあった、着色料を入れまくった子供向けのジュースみたいな微妙な味なのではないかと、アスランは色々なこと考えた。
----------------- 全く分かりませんね、これじゃ。序章です。こんな感じです。
2004年02月02日(月)
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