世を忍ぶ仮の日記
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2007年03月17日(土) 着物ヲタども

めっきりタイピングしなくなってきている。
そろそろこの新しいことえりにも私の変な日本語を覚えていただきたいのだがなかなか折り合いがつかなくてイライラして終わるのだ。
だって「幸村」出ないんだよ。


今日も着付けを習いに行ってきました。
朝から箪笥の奥深くに眠っていた長襦袢の仕付け糸を取る。
……なんで襦袢を消費してないのか理解できないんですけどお母様。
古い古い長襦袢で「これって、ちゃんと絹かしら」とか母が言いおるので「化繊の方が高い時代のじゃねえのか」と言っていたら、まんまとそのような時代のものでした。化繊を侮るなよ、母。
母は着物に関してお嬢様な生活を送られてきたようなので(私は違う)「まあ化繊(クス)」と言う癖が取れません。あの「クス」という笑いはお嬢様にしか出来ねえなあ(ほじほじ)。
まるで自分が仕付け糸取ったような気分でいるんですけどお母様。叔母さんと話している間になんとか私がやったと証明しました。会話すればすぐバレるような嘘をつくな。
仕付け糸取りながら録画していた陰陽師2(なんだかんだで初見)が、母がリビングに着席した途端にいきなり清明と博雅の愛の告白シーンになったのでものすごく気まずくなった。
あの映画は本当にヒロインが清明だなあしみじみ。そこか。そこだろ。
母、金曜日にMステでわっとが五年以上の付き合いでホントに仲が良いという情報を目にしていきなり目の色が変わったので「この人筋金入りの腐なんだな…」と思った次の日の朝だけに気まずいです。あの人(母)、写真集の握手会にでも行けばよかったのにな!(蔑視されたくない娘の心境)

箪笥の中の着物で着付けしていたらものすごい鼻と喉が痛くなってきました。
やっぱりカビかなんかのアレルギーだ。
今日は嫌がる母にも無理矢理習わせていたのですけれども

先生が行ってる横で勝手に襦袢を着て「間違った着方しない!」と怒られて拗ねる。
そこから他の人を教えている間に集中力が切れて人の着物を着て遊ぶ 見て遊ぶ
おかしい、今両手塞がった状態の筈なのに母の手が私の背中に「こら! 勝手にやらない」怒られて拗ねる
おかしい、今両手塞がった状態の筈なのに母が誰かに向かって「すごーい」て拍手してる
着物も勝手に着ようとする
紐で結ぶ前に「めんどくさーい」を連呼して放棄
正座してあくび連発

いくら前に習った事があるといったってその態度はなんだろうと唖然として
「私、どうやって育ったんだろう」
とか呟いてみましたが、今羅列して書いてみると見事この人で育てていただいたからこんな私になったんですな…。
先生は既に母の態度に慣れてしまっているらしく
「はいはいもう眠たいならコーヒー飲むなりどっか行ってらっしゃい」
と解き放ってあげてくれました。
解き放たれた母は、着物を見てキャッキャとまんまと目を覚ましてました。
ああああああああ分かりやすい血筋。
興味ないと直ぐ放棄する、ちょっとめんどくさいとあくびがでる、めんどくさいが口癖、
ぼくたちは にたもの同士だ この世界で やすらげる いどころがなーいよ
ぼくはママの鏡だからママは僕の思い すべてわかるはーずー (母)分からないわ
とエリザの歌が流れてきそうです。僕死んじゃうよ。


叔母さんと一緒にお稽古やっているとついつい口が動くので、しゃべりすぎて気付いたら先生に着物を売りつけそうになります。
「なにこれ! 普通着物屋と一緒になって教師が売りつけるとかじゃないの、反対ってなによこれあたし買わないわよ売り込みも全然してないのに!」
と言われたので爆笑しました。しかも自分が欲しいのは人に売りたくない心情が働くのでまったく関係ないものだけを押し付けようとする悪い叔母さんとわたくし。ノリだけで口を動かしているので既に何を売りつけようとしていたのか覚えていない。


そしてお稽古が終わってペロペロと着物や帯を見させていただいたのですが、
まあ母も買った後だし
私は欲しいものを発見したはいいが高くて絶対手が出せないがそれ意外は1万円以下じゃねえとイヤなのでテンションが低くお勉強です。
店長さんが、語りだすと既に単なる着物ヲタクで良い物が入り次第「売りたくない…」と呟いているのがとても面白いです。ちなみにこないだの帯は店長の目に触れる前に店長の奥さんが薦めてくれて、店長にバレる前に値段決めて買ったよ(最低な客)。
古着着物は古書の世界と同じだなと思った瞬間に「お母さんこれは出会いだ買っておけ!」と言い放った娘ですんで、好きなものを手放したくないけどお店開いちゃう人の気持ちみたいなのはなんとなく分かる。古書店は出会った時に買わないと逃げられるからな(逃げられたトラウマ)同じ論理で行けば買わないと着物も逃げる訳で。
そして金が無い人間は行く度になめるように読みふけるそれは本屋、着物屋ではなめるように縫い目一つ一つを眺めるしか手段が無いという


今日は店長が出し渋りしたのか私の大好きな帯を出さずに端切れで着物の文化や時代について語ってくれました
明治ロマンと大正ロマンは全然違う柄なんだなー…
「もうこんな貴重な柄をお人形さん用に鋏入れられるのかと思ったら心が…でも全く使われないのかと思うとそれよりはいいかと。これなんて見て下さいよ、この雑巾の藍の色」
とか言ってて
このヲ タ ク!!
としか言いようがない(藍雑巾で愛を語れる)


あまりに私に帯を見せてくれなくなったら
「みんなーここに行けばお人形さん用にとっても素敵な着物の端切があるヨ☆チョキチョキして☆」とかって大切な端切類を買ってはチョキチョキ用にプレゼントする為に端切を買って嫌がらせをする予定です。
私は着物ヲタでは無いが、大切に愛でているものに鋏を入れて分断されるのが、ヲタクにとってどれだけ精神的に痛いかくらいは分かるんだぜ(分かってやる嫌がらせが一番タチが悪い)。
でもとっっても素敵な端切ばかりなので今度、写メして欲しい方が入れば私が買って送りますわ(もう既にヤケクソ)。いや端切もけっこう高いんですけどね、あそこ。ヲタクは愛するものはたとえ小さくとも手放したくはない。
その気持ちはとてもよく分かる。
分かるが、ああ、あの帯欲しいなあ(100万超え…)。


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