世を忍ぶ仮の日記
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2005年09月17日(土) しぇえー!

日光行くなら「しぇえー!」は本気でやりたかったのですが無念にも夢と散りました>しいなおえへ。

あんまりにも寒いので浴衣の上にお洒落浴衣を着て就寝したらお腹が冷えずに済んだ。9月に暖房は入らないんだって……(入れろっていうあたりが父親の血を感じた)。


朝風呂と朝ご飯を終え定期観光バスに乗る。旅行代理店のおじさんが「有名な眠り猫を説明無しで発見できなかったら困るでしょう」と母を見て言い、確かに母では発見ままならぬであろうと核心を突かれてしまったので案内人付きで行く事にしたのである。母ではいろは坂の運転が出来ないだろうっていうのも勿論あったんだが(言わずにレンタカーとも思った)観光バスとは色々相性が折り合わないという沖縄でのトラウマもあったのだが大人しく観光バスに乗る。
だって自分が免許持って無いもの。
華厳の滝に行って、中禅寺(携帯電話で中禅寺をパシャリ)に行き、ウィンダムを発見携帯電話でパシャリっていうか走って中禅寺湖畔まで行って佇みたかった。それも時刻は夕刻。桑原スポットは兎角夕暮れが多くて無理な場合が多い。中学校の時に奈良に行って無理矢理二月堂に行かせたのに「満足した?」と母に問われて「夕焼けじゃない……」とむっすりしていたのも良い思い出だ。大人になった私は脳内で勝手に佇むという術を覚えたぞ!(要らん術だ)
私はひたすら集団行動が出来ないので、割といい感じのバスガイドさんな事を良いことに好き勝手に動き回る。走るわ逃げるは先に行くわ時間は守らないわ……ダメなんですってホント。資料館はゆっくり見ないと気が済まないしお祓いするから頭下げろと神主に言われたところで気持ち頭下げたふりするだけで精一杯だし音がすればそっちに行くし挙動不審だし挙動不審だしいきなりニヤみたいな怖い子の癖に「酔っちゃうもん」という理由で一番前を一人陣取るしで大変だ。自分で自分の管理が出来ん。
それでも前半の二荒山神社中宮祠までは良かった。「奥の院までは三時間半かかります」と笑顔で言われてもなお「登りたい!」て笑顔で返せたから! 笑顔で無理っていう返事されたから! しぇえー! お前は火の中だ! 燃えさかる火の中!

大問題は世界遺産登録された東照宮で御座いやした。
バスガイドさんも「あの中は私が案内したら怒られるんで」とムッスーとしていたのでなんかイヤーな予感と思ったが、まんまとアタリやがった。
ハゲのオッサンが出てきて「ハイ、こんな素晴らしい場所は全部見られる訳が無いんでサックリ行きましょうね」て出てきてゲェと思ったらグダグダ口上述べはじめやがってもう辛抱たまらずデジカメのデータを見て暇つぶしをしはじめる。
「ここ、日光東照宮は江戸から鬼門にあたってまして京都で言う延暦寺ですね」
て最初に言ったんで血管が切れた。
いや北だろ北。この人嘘付だハゲ。北の守りだ京都で言う鞍馬山だ。しぇえー!
大人しく脳内案内に任せる事にして家紋見て遊んだり…お母さんに「ほら、うちら宗派違うじゃん」と言ったりしてました。拝めと言われても呪文が分からんのよ。
母も敏感に金の匂いをかぎ分ける能力に長けているので「うさんくさい」とか「誰が払うか」とか呟いてました。
拝観料だけで修理費まかなえる人数だバーカ。
んーしかし嘘だと分かっていても鬼門封じは欲しかったな。とてもお洒落なデザインだった。
あと私が本気で怒ったのは五重塔の前でギャンギャン行われていたよさこい祭な。今年行くとこ行くとこでよさこいやってるんだがなんとかならないのか、あれ。
「上手なとこのよさこいは本当に迫力があるのよ、あれと違って」
という素朴な皮肉がとってもスパイシーなマミー。さりげなく怒ってないか? 顔に出す怒りよりマミーの皮肉の方がピロやKには痛かったみたい。私はひたすら「消えろ死ねウザい」と叫んだ為、妹達から「親御さん達だっているんじゃけ!」と止められました。
いやしかし私だって拝観料払った分五重塔を見る権利があってしかるべきなのに何故邪魔をされなければならぬ。
邪気だらけだよ直江……。
ホント泣きたい。
家康廟に向かって走ろうとしたら「足の悪い人もいますからね」と拒否られ、本当にツアーの中に足の悪い人がいらしたのでもう凹むしかなく(抜け出して走れば良かったのだが私も足を挫いた古傷があって足の不自由な人の一人)、三猿の説明を受けた後に、母が三猿を見たいと言い出すあたりが母もハゲの説明がだいぶきつかったみたいです。一応聞いてる振りが出来るマミーは大人だなって思った(あからさまに聞いてない態度しか取れない)。
話っていうのは、聞いてほしければ思わず聞きたくなるような話をしろ。
というのは常々学校に行っていた頃に先生に向かって言っていた言いがかりです。
私は聞きたくなるような話は出来ないので語り部や先生にはなりたくないなって、私が聞く側の立場として悪にいるからかそう思う。
陽明門で「よよよ陽明門ー」と一人勝手に白目になったり恙はいねがーと遊んだり脳内では楽しんでいたのですが体が拘束されている。
鏡の有る大名しか座れなかった座敷に座って一人キョロキョロと三十六歌仙を眺めたり(三十六無かった気がするんだが)なんかヘタレな巫女説明やなと思っていたのが奥の御影石の部屋に座った途端御簾越しにちゃんとした説明に聞こえたり(とどのつまりは御影石の部屋の説明をしていた神主の話をまるで聞いていない)鳴き龍は人混みで何をやってるか分からず音だけで確認だったりと踏んだり蹴ったりの目に遭った気分です。


二荒山神社でご神木三本拝んでもっそニマニマして満足しちまった感がある。恵まれない子だな。
次は兎に角ごっこ遊びが出来る人と一緒に行こうそうしようと固く心に誓った次第。
火と水ごっこでしぇえー! に付き合ってくれる人募集中。
案内人のオッサンは偶に「そこでタダで聞いてる人。これは有料で案内してるんですから勝手に聞かないでくださいね」とか暴言吐いているのでヤジを飛ばしてあげましょう。
運悪く、あんなオッサンやったんかなあ。なんか嘘くさい匂いがしたねん。今回色んな嘘案内があった気がする(失礼だな君は)けど、ダントツ東照宮が嘘くさい案内だった。色々お金払えっていう割にタダで自分の話を聞くなとは矛盾しているな。


帰りは電車の冷房が寒くて湯治の意味が吹き飛んだ。


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