世を忍ぶ仮の日記
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2004年07月17日(土) 自らの最北端更新の旅へ

今回の旅日記は記憶が曖昧なまま付けるので、名前を間違えていたり行き先書き忘れていたりしてもご容赦下さい。そして誰か訂正して下さい(へこり)。



一身上の都合により睡眠時間不足のまま、集合場所東京駅へ向かおうとして乗り換えを間違えつつも待ち合わせ時間に無事到着した。
今回の旅の仲間は、東京から柚ちゃん、蒼生さん。そして現地で高遠いずみさんと合流する。
東北への旅。
今まで自らの行った最北端の地が草津だった私は、特急草津○号、みたいな名前の電車にしか乗った事が無いので、東北新幹線は道の世界である。
東京駅の、東海方面乗り場と東北方面で分かれてきたところで既に興奮しはじめる。
今回、「わああい、一緒に行くうぅ〜」と言ったは良いが、何処をどう旅するかは全て柚ちゃん、蒼生さん任せにしているので、新幹線に乗ってからやっとガイドブックを見せてもらって、「ふむふーむ、ここに行くんですねー」と言っていたら途中「カッカが行きたいって言ったんでしょ!」と怒られる場面もあった。そ、そうだったっけ……(オロロオロリ)ごごごごめん。
旅上手さん達は既にガイドブック+現地用の本、まで用意していて、新幹線の中で読もうとしたのだが、途中で寝ている。
だって……古文やってない私には、柳田国男は読むのがとっても難しいんだもん。
とろりんと起きたら目的地、新花巻駅。
駅から降りた景色は。
広大に広がり続ける……広がり続けるだけの。
目印は、JA。
「新幹線の駅なのに〜」
「だって各駅の新幹線の駅なんてこんなもんだよ! 西日本で言うとこの、三原?」
行った事が無い土地なので、比較対象がとっても出身地よりになっている。
ドキッドキしながら改札を出たら、いずみさんがお出迎えして下さっていた。
車付きで!(ヘコヘコヘコヘコ←何度も頭を下げている)
そのまま宮澤賢治記念館などへGO!
まずは山猫軒なるところで食事を摂る。
雑炊にした。具がたくさん入っているので、雑炊といえどもお腹は満腹に。
山猫軒隣接のお土産屋で変なもん一杯発見して、膝が砕けた。
結局帰りがけに買ったのだが
ご当地限定キティ【座敷童子キティ】。
キティにおかっぱ入っているんッス! 凄いッス! 怖いです、キティ!
他にも、カトちゃんカッパやら何やらかんやら不可思議な物が一杯ありました。
食べた後は記念館でお勉強。
「ワァ、賢治さん、銀河鉄道は頭の中に浮かびすぎて留まらなくなって凄い勢いで書きすぎて原稿用紙の意味をなして無いよー。凄い勢いで話が頭の中を駆けめぐったんだ!」
「む、詩はけっこう丁寧な字ですね、ゆっくり考えて言葉を選んでます」
「ハッ! ここはどうしても読まれたくなかったのか、凄く塗りつぶされてます…………」
「こらカッカ! どうしても読まれたくないものを一生懸命読もうとしない!」
怒られたー(笑)。
「ねえー、あれだけ走り書きしてたのに、履歴書の字は綺麗だよう。実は字が綺麗」
言いたい放題言うのやめなはれ>自分。
作家の直筆の原稿用紙というのは、楽譜で言う自筆譜のようなもので、活字印刷されているものとは全然違う、原稿用紙から伝わってくる色々な葛藤や言葉を少しずつ選んでいく課程、どういう精神状態だったのかを推察したり妄想したりすることが出来て非常に楽しい。
「こらカッカ! 筆跡鑑定から入るな!」
怒られたー(笑)。
連休だったので人が多かったですが、ちゃんと見たいもん見てきた気になったので、今度は新しく出来た……名前忘れた、宮澤賢治の世界を体験するコーナーへ移動。
だだっ広い敷地に妙に近代的な建物、へんちきりんな絵、不思議コーナー盛りだくさんな勉強館。
普通に可愛かった。
その後、スキー場レストハウスみたいなところで新しく作った木のかほり豊かな小さな分館で鳥もどき、動物もどき、宇宙もどき、石もどき、を見る。
歩いたので疲れる。
はしゃいでいるので更に疲れている。
土産物がどうでもよくなったところで、遠野へ移動だー! と再び盛り上がる私達。
「座敷童子が出る民宿取ったのー!」
旅のプロ、柚ちゃんの言葉にウピウピしつつ、でも東北地方ははじめてなのでピンと来ないアホなカッカ。
東北の木々は静かにひそひそと会話をしているような静かな神秘さが漂っているように感じました。
今まで触れた事の無い空気感、時間の流れにまだまだついて行けてない。
柚ちゃんナビに任せ、いずみさん運転に任せまくって私はホゲーっと外を見ている間に遠野へ。
なんだか分からないままに、「千葉家曲がり屋」とやらに観光で入る。
寂れっぷりにキャピキャピ。
その後、続き石に向かって登ろうとしたところで暗くなり、挙げ句雨が降ってきたので慌てて引き返す。
そしてお宿へなんとか到着。
ガイドブックにあるように、林檎畑を抜けたところに、ひょっこりある曲がり屋民宿。
入るまではどんな宿だろうとドキドキしていましたが、中に入った途端、キャー! という大興奮に変わりました。
観光で入った曲がり屋よりも素晴らしい雰囲気。
囲炉裏が入り口にあり、表座敷(一番座敷童子が出ると評判だというお部屋)に案内してもらった後、囲炉裏に集うと、串刺しにされた山女魚がビチビチとはねながら出てくる。
「うおおわあおう、跳ねてる! 跳ねてる! 凄い!」
「あんたたちぁこれ見て残酷って思うか?」
「いんや全然」
「たまに残酷って騒ぐ人たちもいるんだよねぇ」
宿のお爺さんはおしゃべり好き。南部訛りで読んで下さい。
「昔はみーんなこういう生活してたんだよ、囲炉裏を囲んでな。それが無くなったから、最近はこれ見て若モンは、吃驚して初めてみた、新鮮だって騒ぐんだ」
ええ、騒ぎまくりました。
だって海育ちだから山女魚食べた事無いもん。
ボーっと山女魚が焼けるのを眺めていたら、晩ご飯が出来上がった。
書ききれない量の品数の料理。10皿はあったように感じられる。
んが。
全部平らげた。
負けるもんか!←誰に?
精進料理ではないけれど、体にとても良さそうな料理でした。肉無し。
ずっと囲炉裏の火があるので、体ごと燻されつつ食事。
腹くちくなって危険な時間帯。
自称(他称も)高級民宿である曲がり屋は、夜に語り部のお婆さんを呼んで1時間、昔語りのサービスが付いている。
燻されて目がシパシパしながら、南部弁を必死に聞き取って自分の体にうつそうとするのだが、まるで出来ない西日本出身。
座敷童子、カッパ、お部屋が出来た由来などを聞き、可愛いお婆ちゃんは帰っていってしまわれた。
本当は「ぎょ、行者様関係で何か…」と言いたかったのだが勇気が無かったのだ。
次回、勇気を試したいと思う(次また行く気満々)。
語り部タイムが終わった時にはもうどうしようもなく眠たかった。
蒼生さんといずみさんがブラ子さん公開会、そして引き込まれ寸前の柚さんが盛り上がっている中、もう限界を超したので申し訳無いが意識を一度失う。
凄く親切に起こしてくれたので、一緒にお風呂に入る。
これがまたフツーの風呂でして。
まともに使えるシャワーが1つ。入ったのは4人。
案外、サバイバルな環境オーケーな私は湯しか出ない蛇口と水しか出ない蛇口をうまい具合に使って風呂を使った。
旅上手柚ちゃんは都会っ子なのでシャワー! 温度がちゃんとしたシャワー! と拘っていた。
一番我が儘そうな私だが、半年間ブチ込まれた寮が丁度同じような蛇口だった為、昔取った杵柄で湯加減を調節するのが得意なのでサ。
風呂上がりにまた囲炉裏に集って足浴のような暖かさに心身が癒やされていく。
パチパチと弾ける囲炉裏の火は、見ているだけで、不思議な世界に心が入っていく。



だから座敷童子に会えると思ったのに。
他の人は体験したって聞いたのに、私自身は座敷童子様の悪戯を体験できまへんでした。
日頃の行いが悪いからなのねん。


すっっっっっっっっっっごい『トリック』な世界でした。
しばしば「上田! 上田!」と言いながら走って遊んだ。
だって天井低いところとかあるから、上田は頭を打つんだな、きっと(妄想)。
それよりも上田こと阿部ちゃんがどうやって一年間で美白してビスクドールになるか、が当面頭から離れなさそうなのだが。
エステ行こう、阿部ちゃん!
ていう訳で、むしろ京極ワールドで大騒ぎしてました。
だってにゃんこがいるんだよ?
なんてタイムリー。


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