世を忍ぶ仮の日記
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♪東京の夏は暑い〜今年は特〜別〜♪ という替え歌が姉妹間で普通に歌われる今日この頃。 「遅れたわねー!」 「この暑さよ〜少し休み〜た〜いぃ〜わっ!」 「とんでもない〜教授(単位取得)は直ぐに〜〜顔を見せなさい」 「……一体鍵は何処に行ったの? K、知らない?」 「いいえ〜(←そらっとぼけ)」 「計画通りうまーく、運ぶ訳は無〜い〜、予定通り〜いーかーなーいー、番狂わせ、面白いッ!」 「予定が狂うのはオレじゃない。ピロだ!」 (以上、ミュージカル『エリザベート』より替え歌抜粋) Kが鍵を2つ持って家を出た為に家中(特にピロ)が番狂わせに合いそうになりました。 誰一人として譲りませんでした。 カッカは最後のダンスを踊るのです。舞台で踊れませんでした、私。あとハプスブルクは気合い入れて言うには言いにくすぎだ。
バイト先に、暑すぎるのでピンクのジルスチュアートのワンピースを着ていった。 しばらくしてオーナーが登場。 「いやああん! そのワンピース可愛い可愛い可愛い!」 三連発可愛い! いやあああん嬉っしい! もっと言って欲求満たされまくり! 「回ってみてえぇん。わああ、ええわあ。上着脱いでみてえん? うわあ、可愛ええ」 「これねぇ、ママに買って貰ったん〜。マタニティみたいで分からん言われてたから誉められて嬉しい☆」 「うちらの時代は洋服無かったから全部自分でオーダーしててんけどなあ、ジルスチュアートは知ってるで。なんやオートクチュールも作っとるとこやろ」 「…知らん…(←疎い)自分でデザイン出来るっていいなあ……」 兼ねてより妹さんより、オーナーの過去のお洒落っぷりは聞いている。オーダーにもちゃんと注文を増やして自分好みに変えていったとか。ぼんぼり付ける位置一つ一つにも拘る。 「今はもう4着を着回してるだけやねんけどな(遠い目)……」 「いや、私、もともと洋服拘らない方だから、近い将来、つーかこのバイトでオーナーが誉めてくれなければむしろ今も拘らなくなっちゃってるから!」 「拘らんのか!?」 「うーん。妹たちは2、3時間くらいファッションショーして遊ぶんだけどねえ」 「そりゃそおやで」 「私はしないの。脳内シミュレーションで終わらせて、朝起きて1分で決める」 「うわああ、ありえへん、ファッションショーが楽しいねんて」 はあ、妹たちのあの様子からするに相当楽しいのでしょうが、どうも実は服装に拘らない本性が出ているのか、着せ替えを自分でして遊ぶっていうことがありません。むしろ自分が買った服を妹に着せて遊んだくらいで御座いやして。 「なあ。あんた、先月何時間働いたか覚えとるか?」 「ふぇ? 正確な時間はとてもじゃありませんが」 「そおか。実はな」 深刻な顔をしてオーナーは、タイムカードを無くしてしまった事を打ち明ける。 「どっかある筈やからな! 心配せんでええから! 大丈夫やからな」 手持ちで現金渡そうとする勢いなので、流石にそれは断った。吃驚したー。 この緩々とした感じが好きでこのバイトをやっているので、テキトーに振り込んで下さればそれで万事私としては収まるのですが、他の方はダメかな?(笑)慣れてるだろうな(爆笑)。 「さて、研修旅行は何処行くか〜? 香港? 台湾?」 「えー。香港はSARS大丈夫かなあ、あの季節」 「大丈夫大丈夫じゃないは関係無い! 行くったら行く! 行くんじゃああ!」 どうも夏休みの予定が狂いはじめたので冬の研修旅行計画を頭に描いて発散しようとしてます。 その後、この間のガラス展をした作家の娘さんが息子を連れて暑い中にご挨拶にいらっしゃいました。 「あっらああ、可愛いッ! 可愛いわ、このワンピース! 素敵!」 流石に吃驚していると、オーナーが横で 「これが男の子の親の反応なんやって」と耳打ちしてきます。 てーことは? お姑受けが良いっていう事かちら!?(←多分勘違いだろう) しかも相変わらずの餌付けでミルクゼリーみたいなん頂いて、ごっつー美味くて無言で食してました。 ミルクに練乳入れる味ってなんとも言えないね! みんなも試してみて! あとはゼリーで固めるだけさ! 終わり1時間前にオーナーが帰路についた途端に、重要電話ばかりが鳴り響く。 「ワァ、大変、今日中に電話しろって言ってるヨ!」 としつこくしつこく電話を入れて内容を取り次いで貰って、帰宅。
そりから新宿で蒼生さんと落ち合ってスペイン料理を食べながら柚ちゃんを待ってました。 最初こそ「直ぐ来るよ、きっと。終わりそうってメールあったし」と余裕で言っていたのもつかの間だったような。 パエリアがカピカピ乾き始めた頃には既に終わると言ってから2時間くらいが経過。 「ゆ、柚ちゃん……営業で熱中症とか……」 「電話の電源は切られてないよ? 本気で心配だよ」 「アワワワ、私、一般の社会人というのはしたこと無いから想像も付かないもんなんだけど、残業があったらこんなにも帰られないもんなの? うわあん怖いよう社会ー! 違うー! もしかして交通事故!?」 「……思考回路がまずい方まずい方に回っていくんだけど……」 最悪の事態を考えたり考えなかったりしていた時にようやく柚ちゃんが仕事あがった連絡が。 その頃の私達は、心配度マキシマムにしながら、ええと、デザートを何にしようか考えてました☆ごめん!☆ わあああああ無事で良かったーとハグをして、食事再開。 食事と共に活字語り花盛り。 蒼生さんも柚ちゃんも、ワンピースが可愛いって誉めてくれたのおぅ。
で、帰りがけに酔っぱらいに絡まれました。 吐くかと思った。 もうこのワンピース酔っぱらいが出る頃には着ないって誓った。
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