世を忍ぶ仮の日記
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2004年01月07日(水) 私が惚れたらご用心

朝起きてメールチェックをしたらば、助教授からメールが届いていて、突如たぎる。
最近すっかり忘れていた人だが、どうやらメールを出したらしい私に返信を下さったようで、内容は大して重大じゃないが、「授業に出てこなくなったので、心配していました」の一言に大層もよおした。
ごめん、先生。
声楽のレッスンが入ったからすっかり忘れていた、なんて言えない……、言えないよ。
思い切り心配して!(ブルブル←武者震い)
ご無沙汰していた助教授愛、目覚める。
はああ、犀川先生に会いたい。


学校行ったら、言い訳した筈の助教授連々に会う。
ウヒー、ウキウキ声楽のレッスン行こうとしている場合じゃない。
まず、心配してくれていた先生に会ったは良いが、言い訳の言葉が浮かばず、「またメールするから」という先生の一言に大層トキメキ、新年はじめてのトキメキを体験する。
その後、声楽のレッスン待ちで椅子に座っていたら、ピアノの先生に会った。
黄昏時に妖怪に出くわした(そのまんま)。
「えっと……今日は……挨拶まわり…?」
ピアノのレッスンをずっと休み続けるのに声楽のレッスンには行っているので、微妙に誤魔化してみた。
「ハッ! 先生、今週末のコンサートのチケットってまだ余ってます?」
都合の悪い自分を更に転化させようと、チケットを購入してみた現代音楽本邦初演のコンチェルト。
現代音楽は好きだが、体力的に行けるか微妙だ。
「大丈夫、なんとか行けます」
鼓舞してみたりして、新年の挨拶を終える。
先生、いくら本番前だからって、体調が悪そうにしている生徒をあからさまに1メートル以上避けるのは失敬かと思いますが、もしかしたら私もいつか先生に対して同じことをするかもしれないので文句は言いません。
インディアンの薬飲んでる癖に。ぬらりひょんのくせに。弱虫妖怪めー。


さて声楽のレッスンでし。
あっけなく「Ich liebe dich」は気がついたら終わっていた。
「ドイツリート向いてるね」
の褒め言葉に有頂天になる。ドイツ語は苦手ですから。
なんてゆーの? 誠実なliebeの方が、amourよりも向いているってそう言いたいのよね、先生ってば。
分かってらっしゃるワァ、と乗り気になっていたところに、伴奏者が次に何やるかって悩む先生の横で何故かカルメンを弾きだした(意味不明)。
「これやんなよこれ」
「いいんじゃない、うんカルメンにしよう」
「マジで!?」
ドイツリートが向いてるって……言ってくれたのに、ドイツリート歌おうって頭悩ませていたくせに、なんで気がついたらフランス語のアリアなんじゃー!(絶叫)
「私が惚れたらご用心」(カルメン)
だそうです。雌豹とか蜘蛛女とか魔性とはほど遠い清廉な愛に生きる女としては、歌い上げるのに苦労するワァ。
待ってて助教授!


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