世を忍ぶ仮の日記
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神経回路が弱っているのか、虫歯が痛くなってきました。
30分だけ仮眠を摂って夕方からライブにお出かけ。 大学の頃の姫がジャズでライブをすると案内をくれたので、スケジュールの空いている人々を誘ってレッツゴーです。 珍しく1番のりで駅に到着して、いざ行こうと分かりにくい地図を広げて、学園祭の時手伝ってもらった友人アルマの彼氏「兄さん」に地図を見せてみた。 男性って地図読めるって言うし、と本を読んでないのに影響を受けている私の頭脳。弱い。 そうしたら、予習復習はバッチリするタイプのピコ2さんが「あー、吉野家の近く、らしい」と非常に漠然としつつも確実に目印になることをこっそり呟く。 よし、吉野家まで行こう、ていうか吉野家どこよ、とオロっていたら、ライブに出る筈の姫が駅付近で「ヨー!」と声をかけてくる。 何故今ここに!? と全員が唖然としていると、「いやー、今メンバーで呑んでてさー」とにこにこの笑顔をくれた。 「てゆーか酒くせーよ!」 酒の匂いがするくらいに呑んだくれる姫。 酔っぱらいの右左も危うい案内を受けて、吉野家を目印になんとかライブ会場にたどり着いた。 早めに着いたので席に座って、前のバンドも聞こうではないか、と辺りを見渡す。 ピコ2さんの変人センサーに、アフロヘアーが引っかかる。 「あ、アフロ……アフロ……あれ、地毛?」 「地毛だよね」 地毛アフロー、実は出演者だった。 しかもギター兼歌。 「歌、要らないよね」 「そもそもジャズで日本語ってありえない」 チューニング。 「……私、風邪をこじらせてとうとう難聴になっちゃった、かなアハ」 ベース。 「一番上の弦だけうわずるのは何故?」 「段々あがっていって、たまに下がってまたあがるけど、限りなく他の音に近いのは意図的?」 「ギターとサックスは下がり気味でベースがうわずり」 「ベースの人、建設現場に居そう」 「サックスの人、蛇使いみたいだね」 既に酷評を通り越して楽しくなっているようなコメントの数々である。 狭いライブハウス、楽屋からは明らかに酒の抜けていない姫の笑い声が聞こえる。 この前座バンド、相当痛い演奏で、ジャズに分類したらジャズに対して失礼なんじゃないだろうか、ミニマムミュージック系? も(以下略)。 前座バンドが終わったら、アフロの人が目の前に座ってしまい、ちょっと気になる位置である。またしても盛り上がるアフロ談義。 そうして次の姫のバンドの為にメンバーは色々と準備しているが、姫は一向に準備する気配を見せなかった。 キーボードを誰かに運ばせていたような気がする。 コードも誰かに繋がせていた気がする。 姫は、姫の為に集まってくれた人々の為に御歓談の時間を設けられた様子で、しばし楽しげにお話をされた後、自分がうつりそうな位置にヴィデオカメラを設置してらっしゃった。 その間にも姫がご使用になられる為の譜面台が用意されていたりする。 そうして、ようやく姫のお体が空いて、我々のもとにいらっしゃった←くどい。 「どーよ、あんた今日は彼氏居るの?」 待っている間に話していたが、「彼氏ってそもそも前に話していた時の彼氏か否か、それは誰にも分からないよレベルの姫。 私が問うたのに対して、姫は私に耳打ちした。 「今日は彼氏は来てないけど、今日のバンドのドラムが遊び相手。今のガッコとバンドの人には内緒だから。あ、ここでは全然言っていいよー」 アハハハハハ☆ とおみ足を出した恰好でお尻をパンと叩いて姫は去っていった。 「姫、魔性っぷり悪化……」 思わず呟いたら、全員が「え? 何々?」と尋ねるが、我々の回りは多分学校関係者と思われる人が続々と入ってきていたので、ここでは言えない、と告げる。 だが、舞台にあがるや否や、舞台上での姫っぷり、更に悪化の一途。 姫、あんた、輝いてる、今最も輝いてるよ☆ 韓国で購入した恐ろしくビーズが散りばめられたキャミにホットパンツ。 「年を考えろよ」 兄さん(同い年)の言葉が私に跳ね返るぜ。痛い。 ほんでもって演奏は素晴らしかった。 まああの我が儘姫が、素晴らしくない相手と組む訳がなく、組まされていた暁にはライブに人を誘う訳が無いので信用して行ったのだから、当然の事だが、前座で「ジャズって、なんだっけ?」という気持ちになっていた為、学校でしっかりと「じゃず」を叩き込まれたジャズを聴くと安心する。 あ、そういえば、ビートは細かく刻まなきゃネとか、ソロだー! とか←ワレのジャズの知識はその程度かい。 実はパパがジャズマニアだったりしたのであった。私もやれとか言われた期間があったが、リズム感無いしアレンジ出来んし英語サッパリやし無理やがな、と思ってあっさり放棄したけどさ。 「えーと、今の曲は、我らが姫の作曲のオリジナルで」 可愛いギター少年の笑顔のMCに思わずピコ2さんと一緒に 「どこでも姫かい」 と突っ込む。 姫の曲はとっても弾けてキラキラしてて攻撃性の強い曲だった。 レフト・アローンのカバーとか、「ブルー・ローズ」という曲とか、微妙にとあるジャンルの本を読んだ人間の心をくすぐる曲がありました。 曲の合間のMC、最初はギター少年だったのですが、途中からドラムの人に交代。 ドラムが美形ってなかなかあり得ないことだな、と気がつきました。 MC中にベースの人とか突いて遊んでいるドラマー。 そして曲が始まると手拍子を強要する姫。 姫、あんた、年期は入ったけど、まだ学生よ、そんなにこなれてどうするの。しかもキーボードって後にあるのに、明らかにボーカル並に主張してるよ、キャラが。 アンコールも背後でこっそり強要(笑)。 しかも前列の人々がアンコール2曲終わった後ギャグで「アンコール!」と言っていたら 「弾いちゃうよ?」 という強気っぷり。 わあ。姫、強すぎます。 眩しすぎます。 その昔、サリエリをやった自分を思いだした。 高校時代から客席いじりが得意だった姫(モーツァルト役)を。
ライブ終わった後、サックスの格好いいお姉さんがアンケート用紙を配ってくれました。 全員、好き放題書く。 私はドラムの人のところに ・美形ですがサドですね。 と書き、 兄さんは本当にアンケート用紙にも、姫に向かって ・年を考えろよ と書いていた。 全員、誰が書いたかモロバレだ。 兄さんが書いたものを一番上にして提出すると、速攻姫の目に ・年を考えろよ が飛び込んだらしく(というか姫は自分の事が一番気になるお人なので) 「うっせーよ!」 と怒られていた。 目の前にギター少年が居たので、姫に「どお? 格好いいでしょ」と言われ、年をわきまえた私は「かわいい」と言った。笑顔がはにかんでいてとってもチャーミング。タイプじゃないが。 「あはは、私は年をわきまえてるから」と言ったらマジで「うっせー帰れてめーら」と怒られた。そして本当に帰った。 帰路につきつつ姫の話をバラして、一瞬沈黙して「魔性、悪化だね……」と唸る我々。 駅で、兄さんとアルマと私の三人だけが残って、晩ご飯を食べることにした。 パスタダブルサイズは食べられるか、という話で、女子二人は「いけるだろう」と言い、兄さんは「無理だろ」と言う。普通逆だろうに……。 兄さん、東大修士課程(セリエノー(農学部)所属、セリエノーは森林対海洋で戦いが行われる)専門、松食い虫。 出会った人は必ず1度は松食い虫の講習を受けると評判の人であった。 食事時に、今日もまた、ピロとKの写真を見せて遊びました。 相変わらず釜婆大評判ですな。 兄さんと電車で帰宅中にピロの話をしていたら、兄さん、唸りながら 「もしかして、妹さん、天然?」と言い、 「頑張れ、ていうかこれは頑張っちゃいけないのか」 と真理を突いた。 そう。 頑張っちゃいけないな、と常々思う。
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