ヤグネットの毎日
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29日の午前中、滋賀県信楽町の「MIHO MUSEUM」に家族でいってきた。 前々から計画していたので、何かと多忙な月末だったのだけれど、片道1時間もあればいけるところだったので思いきっていってきた。
信楽焼で有名なまちは、沿道にところ狭しと「たぬき」の焼き物などが並ぶ。そららもゆっくりみたかったけれど、時間の都合でまたの機会とした。 国道307号線をとおり、信楽町の中心街をしばらく走ると「陶芸の森」がある。その手前、県道12号線に入ると、緑に包まれた長い坂道が続く。新緑が鮮やかで気持ちがいい。県道12号線を10分ほど走ると「MIHO MUSEUM」に到着だ。
今回のお目当ては、「MIHO MUSEUM」で春季特別展として開催されている「永青文庫 細川家の名宝」。 かの有名な細川家伝来の美術工芸品を後世に伝える「永青文庫」の所蔵品のうち、国宝や重文など一級の美術品を鑑賞できるとのこと。妻の同僚から紹介されていたものだ。
たしかに目を見張るもの作品ばかり。とくに国宝の「時雨螺鈿鞍」が印象的だった。わかりやすくいうと馬にのるさいの鞍のことだが、鎌倉時代の作品で、黒漆を塗り、螺鈿(貝殻の光沢のある内側をもちいたもの)だけで両輪外側に模様を刻んでいる。 解説を読むと、その絵柄は『新古今和歌集』におさめられた慈円の歌「わが恋は松を時雨れのそめかねて 眞葛が原に風騒ぐなり」のイメージをデザインしたものだという。これが国とりに命をかける武人の鞍に刻まれているのだから、「戦の舞台と恋歌のデザイン」のコントラストに思わず笑った。 息子も、思わず「りっぱやね〜」。ほんとにわかっていってるのか? 特別展以外でも、この美術館ではエジプト、中国、ペルシャ、西アジア、南アジアなど世界の美術品が展示されている。最近仏像に興味を持ちはじめた僕は、南アジアの仏立像の表情が西洋的にみえたことなどが印象的だった。また、如来座像の美しさにもしばしみとれた。
全体を通じて浮かんだ言葉が、「精緻」。どの作品も細かいところまで描ききってある。自分にはできないことだけに、驚きの連続だった。
エントランスホールから見える巨大な塔が気になったので、妻が帰り際受付の女性に聞いた。 「この美術館を運営している経営母体である宗教法人の施設です」とのこと。資料を読むと、その巨大な塔の奥には、ある新興宗教の本部があるらしい。 そうか。ここは、ある新興宗教の関連法人の施設だったのだ。 少し興醒めがしたけれど、それによって世界の美術品の価値が変わるわけでもない。息子も鳥の絵をみては「鳥がないているよ〜」などと、自分が感じたことを表現したりして結構楽しんでいたし、有意義なひとときだった。 また、僕は特定の信仰はもっていないけれど、現世での平和の成就のために、宗教者と力をあわせるのはとても大切なことだと思っている。もちろん、カルト集団など偽宗教団体は別だが。
午後からは、有事法制の署名と有事法制ノーの論陣をはる「しんぶん赤旗」を広げるために地域をまわった。「まわりの人から集めるよ」と快く署名を預かってくれたこと「母親が民商にお世話になっていた」「共産党の考え方すきです!」といって、快く新聞を購読してくれるなど、うれしい出会いや会話があった。
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