ヤグネットの毎日
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2002年03月26日(火) 桜の話題

今年は異常気象の影響で、観測史上もっとも早く桜が咲いている。
僕が住んでいる城陽団地でも、例年4月に自治会主催の「夜桜見物」がひらかれているが、今年は急きょ予定を変えて、25日と26日で開くこととなった。
 昨日は、予定が重なったがなんとかやりくりして少しだけ顔を出させていただいた。
 
 桜の話題は、いまネット上でもおそらく花盛りだろう。

 僕が参加をしているメーリングリストに「chance」がある。9/11の同時テロをきっかけにして、平和について語り合う人たちが参加している。一時は一日100通ものメールが流通していた。
 この「chance」にはいろんな考えをもつ人たちが集まってくる。このMLで僕が学ばせていただいたことの1つは、「平和とは内側から広がるもの」ということだ。
 だから、考えの押しつけはしない。異なる意見でもまず自分のなかに一度受け入れてみること、そして自分がどう感じたのかをそれぞれが思い思いの角度から言葉に綴っている。
 
 その「chance」のMLに、桜の話題が登場した。この方は、ピースウォークなどのスタッフをされている方で、そのミーティングを桜がきれいな公園で開いた時に、感じたことを書いている。

 とても、感動したのでその一部を紹介したい。

以下、引用
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なんだかうれしくてうれしくてうれしくなって。
なんだかハイになって。(わかるよね?この感覚。わかってくれ〜。)
こんなふうにさせてくれるなんて、桜ってすごいな、と。
桜は、私に対して、こうしろ、とかああしろ、とか言ってきてないんです。
なにもおしつけない。
ただ、桜は桜らしくそこに立っているだけ。
なのに、私の中でなにかが変わってゆく。
変わってゆくというよりは自分の良い状態がひきだされるというか、
おもいだされるというか。

これって、私にとってのCHANCE!やPWの理想形です。
世間や他者に対して、「変われよ!」って言うのではなく、
ぼくら自身が素敵な存在としてここに存在して、
それに触れた人々はそれぞれの中で自分で自分を変えていく、というか。

(中略)

他者を変える一番の方法は
まず自分が変わることではないかと。

きれいごとではなく。

----------引用ここまで

 夜桜をみて、「他者をかえるにはまず自分が変わること」とまとめることができるとは、すばらしい感性の持ち主だ、と感動した。
 もしかしたら、これが23日の立原啓裕さんの講演で強調されていた、コミュニケーションの方法、つまり感性を磨いて人に伝えてそれが「返伝」される、プロセスなのかな、とさらに感激した。

 今日も夜桜に顔を出してこようと思う。僕にも、何か新しい発見があるかもしれない。


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