昨日、花火を見てきたのであるが、「いとをかし」。 隣で小さな女の子が「たまやー」と叫んでいたのも、 カップルの浴衣姿も、「みないとをかし」。 やっぱり夏は花火なのだなぁ。
本日の一作: ・『あやし〜怪〜』(宮部みゆき/角川書店)
初読だと思って借りてきたのに、 どうも読んだことがある本だった・・・ もしかしたら、この日記にも感想を書いたのか? それすら覚えてないので、とりあえず記しておく。
時代ものの短編小説集である。 心中ものであったり、後継騒動ものであったり、 いろいろなタイプのお話が入っているのであるが、 特に「時雨鬼」なんて話は、すごくドキリとする。 一人の娘が街中で出会った青年の言葉にほだされて、 料理茶屋に勤めようかと迷っていたところを、 たまたま出会った女性が思い直すように諭す話。 結局、「鬼」と呼ばれる生きものも、もともとは人間で、 いろいろな感情が降り積もって、鬼に化けてしまうのか。 私達は「鬼」と聞けば、異界のものとして恐ろしがるが、 鬼の卵が常に周囲にごろごろとしているとすると、 本当に恐ろしいのは、やっぱり人間なのだろうか。 ひょっとすると、鬼のほうが、人間ができてるかもね。
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