当世高校教師気質
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2003年08月03日(日) 『あやし〜怪〜』

昨日、花火を見てきたのであるが、「いとをかし」。
隣で小さな女の子が「たまやー」と叫んでいたのも、
カップルの浴衣姿も、「みないとをかし」。
やっぱり夏は花火なのだなぁ。

本日の一作:
・『あやし〜怪〜』(宮部みゆき/角川書店)

初読だと思って借りてきたのに、
どうも読んだことがある本だった・・・
もしかしたら、この日記にも感想を書いたのか?
それすら覚えてないので、とりあえず記しておく。

時代ものの短編小説集である。
心中ものであったり、後継騒動ものであったり、
いろいろなタイプのお話が入っているのであるが、
特に「時雨鬼」なんて話は、すごくドキリとする。
一人の娘が街中で出会った青年の言葉にほだされて、
料理茶屋に勤めようかと迷っていたところを、
たまたま出会った女性が思い直すように諭す話。
結局、「鬼」と呼ばれる生きものも、もともとは人間で、
いろいろな感情が降り積もって、鬼に化けてしまうのか。
私達は「鬼」と聞けば、異界のものとして恐ろしがるが、
鬼の卵が常に周囲にごろごろとしているとすると、
本当に恐ろしいのは、やっぱり人間なのだろうか。
ひょっとすると、鬼のほうが、人間ができてるかもね。


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葉明 [MAIL] [当世高校教師気質��]

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