当世高校教師気質
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2003年01月17日(金) 『幽霊刑事』

一雨来る前にさっさと図書館に行っておこうと思い立つ。
しかし、借りようと思っていた本がなくてガッカリ。
しかも二巻だけある・・・嗚呼、ニクラシイ。
どうせなら両方なければ諦めもつくのにねぇ。

でも、別のお目当ての本はしっかりレンタル。

本日の一作:
・『幽霊刑事』(有栖川有栖/講談社)

いわゆる「アリスシリーズ」で大人気、アリスガワ氏の中編である。
私も学部生の頃に友人から借りてひととおり読んだ。
作家特有の軽めの文体は非常に読みやすいのであるが、
硬めの文章が好みの私にはやや物足りなかったのも事実である。
よって、私の本棚には一冊しか入っていない。

今回の小説は題名のとおり、主役は幽霊。
理由も分からないまま上司に殺されるハメになった神埼氏が、
幽霊となって、唯一彼の姿を見ることのできる後輩刑事とともに、
事件解決に向けて奮闘していく物語である。それが縦糸。
そこに横糸として、同僚であり結婚間近であった恋人が絡む。
面白いと思った点は主人公は幽霊なのに何も出来ないこと。
空腹はないし、飛べるし、壁もすり抜けられるけれど、
物理的な〈この世〉との接触は、何一つできない。
たとえば、本の頁を捲ることも、引出しを開けることも。
そのほうがリアルで(幽霊自体がリアルじゃないか)いいなぁ。
ミステリとしてよりも、お話として面白かったかな。


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葉明 [MAIL] [当世高校教師気質��]

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