米国発 金融危機関連情報

2009年02月02日(月)  米、マイナス3.8%成長

報道
1、米、マイナス3.8%成長 実質GDP、10―12月年率
                      2009年3月11日 日経
2、米GDP:年率換算、成長率3.8%減 27年ぶり−−10〜12月
毎日新聞 2009年1月31日 


 商務省が30日発表した昨年10―12月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、前期の昨年7―9月期(0.5%減)に比べ年率換算(季節調整済み)で3.8%減少した。

 2期連続のマイナス成長。個人消費など内需が総崩れとなったうえ世界経済の失速で輸出もマイナスに転じた。内需の悪化が明らかになったのは2008年11月からであった。それで、万明日3.8%マイナスであるので、1−3は更に悪化すると思う。米国の景気後退は戦後最長になることは必至だろう。

 オバマ大統領は30日の演説で「景気後退は深刻になっている」と発言、議会で審議中の景気対策の早期成立を訴えた。米国の輸出が19・7%減。自動車や家電などの耐久消費財が22・4%減などの傾向は、日本の姿と同じである。底の見えない大不況・・なんとも不気味な社会の映像である。

―――――――――――――――――――――――
1、米、マイナス3.8%成長 実質GDP、10―12月年率
                        2009年3月11日 日経
 【ワシントン=大隅隆】米商務省が30日発表した昨年10―12月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、前期の昨年7―9月期(0.5%減)に比べ年率換算(季節調整済み)で3.8%減少した。2期連続のマイナス成長。個人消費など内需が総崩れとなったうえ世界経済の失速で輸出もマイナスに転じた。経済情勢悪化は年明け以降も続いており、米国の景気後退は戦後最長になる可能性が高まってきた。
 オバマ大統領は30日の演説で「景気後退は深刻になっている」と発言、議会で審議中の景気対策の早期成立を訴えた。また、バイデン副大統領をトップとする中間層支援のための特別チームの設置を正式発表した。(01:39)

―――――――――――――――――――――――――
2、米GDP:年率換算、成長率3.8%減 27年ぶり−−10〜12月
毎日新聞 2009年1月31日 

 【ワシントン斉藤信宏】米商務省が30日発表した08年10〜12月期の米国内総生産(GDP)の実質成長率(季節調整済み・速報値)は、年率換算で前期(08年7〜9月期)比3・8%減となり、2四半期連続のマイナス成長となった。減少幅は82年1〜3月期以来、約27年ぶりの大きさ。ただ、市場予想(5%減)に比べるとマイナス幅は小さかった。個人消費をはじめとする民間部門の落ち込みが激しく、米景気の悪化が一段と深刻になっていることを裏付けた。
 08年通年の実質成長率は1・3%増だった。4年連続で前年を下回り、01年以来7年ぶりの低水準となった。10〜12月期は、9月の「リーマン・ショック」以降に深刻化した金融危機の影響で、前期の0・5%減から急降下した。世界規模の景気悪化で、輸出が19・7%減(前期3・0%増)と落ち込んだことに加えて、年末商戦などの消費の不振が響いた。
 GDPの約7割を占める個人消費が3・5%減(3・8%減)と引き続き低迷し、特に自動車や家電などの耐久消費財が22・4%減(14・8%減)、衣料など非耐久財も7・1%減(7・1%減)と落ち込んだ。
毎日新聞 2009年1月31日 東京朝刊




 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ [MAIL]

My追加