| 2006年03月14日(火) |
37歳弘山晴美が初の頂点 |
癒しの森946
12月のアジア大会(カタール・ドーハ)代表最終選考会を兼ねて行われた名古屋国際女子マラソンは12日、名古屋市の瑞穂陸上競技場を発着点として行われ、弘山晴美(資生堂)が2時間23分26秒で優勝した。37歳の弘山が涙の初優勝で、10回目での初栄冠となった。「夫・勉コーチ(39)との壮絶な練習に耐え、ベテランがついに頂点に上り詰めた」<スポニチから)。ことになる。こころからおめでとうと記述しておきたい。
喜びの瞬間はスポニチの記事から引用したい「弘山は涙をこらえきれなかった。優勝の瞬間から3分がたっていた。沿道で伴走してくれた夫・勉コーチがようやく競技場に到着した。熱い抱擁。すぐに目頭が熱くなった。『すごくうれしいです。1回は優勝しなきゃいけないと思っていたから』。耳もとで夫がささやいた。『よかった。すごいよ、すごい』。その声に、また涙があふれた」
「1度でいいから優勝したい」。93年に資生堂で職場結婚した勉コーチは、常に倒れるまで妻を走らせたという。それが妻の希望だった。映画に行ったり、ショッピングをしたりという普通の夫婦生活はなかった。子供もいない。文字通り、すべてを42.195キロにささげてきた20年間であったのだ。目的に向かっての執念は想像を超えるものがある。
・目的に 向かう執念 凄まじく 夫婦で賭けた 42.195キロ
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