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2006年03月15日(水) 大人の塗り絵 脳の活性化と癒やし

癒しの森947                              

 スピーチの会で、最も印象に残っているスピーチは、和裁の先生のスピーチであった。この先生の70代なのであるが「私たちの先輩は誰一人として認知症になった人はいない」というものであった。和服を作るにはかなり頭を使いながら、指先を動かして行くのである。指先を使うことはすなわち脳を使うことなのである。

 高齢者の「塗り絵」が、にわかに注目を集めている。書店に特設コーナーができるなど、デパートの文具売り場で色鉛筆の売れ行きも伸びている。子供向けと違い、名画や風景など高度なものもあって奥が深いのだ。指先や視覚を使うことが脳に刺激を与えるうえ、心の癒し効果も期待でき、50−60代を中心に幅広い年代で愛好者が拡大しているという。
きこ書房の本の下絵は、ゴッホのひまわりやダビンチのモナリザなど11作品の名画がそろっている。集中力やリラックスなど脳への効果を絵で分類して人気を呼び、「2万5000部を売り上げた」という。細密な下絵に丁寧に色を重ねていく作業は、高齢者施設の利用者らのレクリエーションとしても注目され、取り入れる施設も出てきている。かなりのブームになっていくのではないだろうか。

  ・ストレスと  癒し効果の  塗り絵かな 指先使って 脳が生き生き 



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石田ふたみ [MAIL]

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