癒しの森509 今日のスポーツ二ユースは、箱根駅伝に関することが多く報道されていた。その一つが4連覇を成し遂げた大八木監督の指導力に関することであった。工業高校を卒業後、市民ランナーを続けていた大八木監督は、箱根へのあこがれから24歳で駒大の夜間部に入学し、働きながら箱根を走ったガッツマンなのである。95年にコーチとして母校に戻って、まず取り組んだのは、「当たり前のことを当たり前にやる。まずは規則正しい生活をする」ことであったという。
個人記録で目立ったのは、順大の今井正人(2年)だった。5区、15位でタスキを受け取ると、初めからグングン飛ばし、同区では新記録となる11人抜き。1時間9分12秒の区間新を樹立した。新聞によっては「怪物」の出現と表現していた。なにしろ区間記録を2分以上も縮める快走だったのだ。当然ながら今井正人は、第81回箱根駅伝最優秀選手賞(金栗杯)に選ばれた。早くも今井正人の北京マラソンへの期待の記事もあった。
・初春に 怪物1人 現れて 五輪に期待の 熱い眼差し
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