| 2004年10月11日(月) |
健康のための食の習慣 |
癒しの森423 ここのところ日曜日になると大なべに「煮物」を作るのが私の仕事になってしまった。昨日は妻が友人と出かけたので、このところの習慣で「煮物」を作る。この「煮物」は少々の量でないのだ。友人3所帯分、子供の家庭を含めると6所帯約20人がたっぷりと食べられる直径30センチ深さ20センチの大なべに作るのである。こんなことを癒しの森に書く意味があるのかと読者に叱られそうだ。
この煮物の材料は、ここで書き出すと所定の枠内に収まらないので、関心のある人は、ヘルシー・ライフ会報の11月1日号で記述するので参照してください。ここで書きたいのは、「煮物」の中に入れる「ごぼう」の話である。今までは大きなごぼうを2本使っていたが、今回から4本に増やした。ごぼうに味を強調されると悪いので、ごぼうのみ5分間余り別の鍋に沸騰させてからお湯を切り通常の大なべの中にいれた。完成した煮物はやたらと「ごぼう」が目に付くが、全体の味に調和して抵抗なく食べることが出来た。
今回ごぼうの量を2倍にしたのには訳がある。先日、米のカドミウム汚染米の記述を整理していたところ、2000年3月11日に記述した強い解毒作用のゴボウのことが目に留まった。このゴボウのことを少々引用すると「ゴボウは食物繊維が豊富な事は良く指摘されるが、このほかに解毒作用の強さから古くから民間療法に使われて来た」「解毒作用が強く、腸の悪玉菌を排出する」などであった。ごぼうの強力な食物繊維が、有害物質を体外に排出するといわれている。体内の有害物質を排出するために、ごぼう、セロリに代表される強力な食物繊維のある食品を食べる習慣を付けるのが得策なのである。(2000年3月11日のカドミウム汚染は日々の映像に入力した) ・避けられず 体に入る 物質は 早く出て行け 繊維とともに
薬としてのセロリ 中国でもセロリは古くから栽培され、漢方薬として使われてきました。血を動かす働きを持ち、血圧を下げる、鎮静、鎮痙(けいれんを鎮める)、健胃、利尿、浄血などの効果があるとされています。生食の苦手な人は、茎や葉を果物などと混ぜてジュースにして飲むといいでしょう。セロリの種は、乾燥させてセロリシードというスパイスに、また油を絞って、アロマテラピーにも使われます。
薬草や香料として使われてきた
セロリは、古代ギリシャ、ローマ時代から、整腸や強壮の薬として知られ、香料としても使われてきました。古代ギリシャ人は祭りの日に部屋にセロリを飾ったとか。これは、特有の強い香りが、魔除になるとされていたからです。 ヨーロッパでは長く薬草として使われてきましたが、17世紀頃から野菜として食べ始めたという記録が残っています。 日本には、豊臣秀吉の朝鮮出兵の時に加藤清正によって持ち込まれたという説があります。その後、江戸時代になってオランダ船によって再度伝わり、オランダミツバという和名がつけられたといいます。明治になって長野県で栽培が始まりましたが、広く栽培されるようになったのは食生活の洋風化が進んだ昭和50年代に入ってからです。
香り成分に神経鎮静効果が
セロリの独特の香りは、アピインやセネリンという成分によるもので、食欲を増進し、疲労を回復するほか、イライラや不眠症などの神経症状を鎮める効果があります。頭痛や更年期障害をやわらげる働きもあるといわれています。 含硫アミノ酸(硫黄を含む)の一種であるメチオニンも含まれており、常食すると肝臓の働きを活性化。また、メチオニンには抑うつ症状を改善する効果もあります。このほか、ベータカロテン、ビタミンB1、B2、C・E、カルシウム、カリウム、鉄など、ビタミンやミネラルをまんべんなく含み、食物繊維も豊富な健康野菜です。カリウムと食物繊維は、便秘解消や利尿作用も期待できます。葉の部分に多く含まれるビタミンB1・B2は、体内のエネルギーの代謝をよくし、神経系の正常な働きを維持してくれます。 さらにセロリには、ビタミンUも含まれており、これは潰瘍を治すビタミンとして知られています。
葉の部分も有効に利用して
栄養素は茎より葉のほうにたくさん含まれているため、葉も料理に使いましょう。葉や小枝の部分は、炒めもの、てんぷら、おひたしにすると、おいしく食べられます。シチューなどの煮込み料理に、セロリの葉をブーケガルニ(香りの束)として使うのはよく知られるところです。茎も、サラダにするほか、炒めもの、煮物に。また、漬物にしてもおいしいので、たくさんあるときは、塩漬やぬか漬にして保存しましょう。 香りを活かして、ハーブとして使うこともできます。セロリの葉を刻んで日に干し、布の袋に入れてお風呂に入れると、体が温まり、冷え性や肩こりに効果的。また、葉付きのセロリをコップに挿して部屋に置けば、神経を静める作用が期待できます。 セロリの独特の香りを嫌う人もいますが、栄養価が高く、さまざまな薬効がある野菜ですから、もっと活用したいものです。
デザインフーズ研究所 薬としてのセロリ 中国でもセロリは古くから栽培され、漢方薬として使われてきました。血を動かす働きを持ち、血圧を下げる、鎮静、鎮痙(けいれんを鎮める)、健胃、利尿、浄血などの効果があるとされています。生食の苦手な人は、茎や葉を果物などと混ぜてジュースにして飲むといいでしょう。 セロリの種は、乾燥させてセロリシードというスパイスに、また油を絞って、アロマテラピーにも使われます。
セロリとイカの丸ごと煮 材料[4人分] セロリ1本 するめイカ1ぱい 塩小さじ1/3 酒大さじ3 作り方 イカはワタをはずし、ワタに塩をまぶして10〜15分おく。イカの胴とエンペラは皮をむいて、食べやすい大きさに切る。 セロリはスジを取って、1cm幅の斜め切りにして、サッとゆでる。 イカのワタを鍋にしごき出して酒を加える。ここにイカの胴とエンペラを加えて中火にかけ、色が変わって水分が出てきたら、セロリを加えて弱火で2〜3分煮る。味を見て足りなければ、塩かしょうゆ少々で味を調える。
セロリのチーズのせフライ 材料[4人分] セロリ2本 プロセスチーズ100g ハム2枚 牛乳大さじ2 こしょう少々 小麦粉適量 卵1/2個 パン粉適量 揚げ油 作り方 セロリは節より先を落とし、すじを取って、長さを半分に切る。 チーズをおろし、ハムはみじん切りにし、ボールに入れ、こしょうと牛乳を加えて混ぜる。 セロリのくぼみにをのせ、小麦粉、卵、パン粉の順に衣をつける。揚げ油を170℃にして、色よく揚げる。
セロリ
セロリは「セリ」の仲間で「オランダみつば」ともいいます。地中海沿岸、中近東に野性種が広く分布されています。 古代ローマ・ギリシャで整腸剤、強精剤などの薬用として用いられていました。明治初年に栽培を始めましたが、独特のにおいが好まれませんでした。 調理と食べ方 種にそって包丁を入れ、左右反対方向にねじります。種を外して皮をむき、 調理法にあった切り方をします。変色しやすいので切ったら直ぐに食べると 良いでしょう。 茎よりも葉の方に栄養があるので、捨てないで利用しましょう。 肉や魚の臭み消しに効果があります。 イライラする時は、セロリの葉入れスープが精神を安定させるといわれています。 茎はスープ、煮込み、炒め物などに。葉は、佃煮、天ぷらがおすすめです。 匂いが嫌いな人は、牛乳を加えたスープにするとよいでしょう。 保存は葉と茎とに分け、葉は保存袋に入れ、立てたまま冷蔵庫に。 茎は水を入れたコップにさして保存します。 健康効果 全身の代謝を良くするカロチンと、ストレスに対する抵抗力をつけるビタミン Cが含まれているので、健胃、血圧降下、鎮静などの作用があります。 食物繊維は、整腸やコレステロールの低下に効果があります。 独特の香りは、食欲増進、精神安定、頭痛などに効果があります。 葉は、刻んで入浴剤にすると湯冷めしません。 血圧が下がった時には、絞り汁に蜂蜜を加えて飲むと効果があります。 茎は、肝臓の機能を高める成分が含まれているので、二日酔いで頭痛が する時に食べると効果的です。 よいセロリの選び方 香りが強く、葉が青々としてパリッとしているもの。 茎が太く、丸みがあって、内側のくぼみが狭いもの。 株は、白くてひび割れがないもの。 根元が割れていたり、葉が黄色く変色しているものは避ける。
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セロリ
セロリはせりの仲間でオランダみつばともいいます。 地中海沿岸、中近東に広く野生種が分布しています。 また、独特のにおいで有名です。
●香りが強く葉が青々としてパリッとしているもの ●茎が太く、丸みがあって内側のくぼみがせまいもの。 ●株は白くひび割れがないもの。
きれいになれるビタミンC! 全身の代謝をよくするカロチンとストレスに対する抵抗力をつけるビタミンCを含んでいて、健胃、血圧降下、鎮静などの作用があります。
独特な香り・・・ セロリに含まれる食物繊維は肌の調子を整えたりコレステロール低下に有効です。独特の香りは食欲増進、精神安定、頭痛などに効果があります。 肉類の匂い消しや、サラダ、スープに。また、炒め物など、和洋中何にでも幅広く使えます。
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1人分180kcal 材料4人分 材料 作り方 牛肉 セロリ たまねぎ にんじん 水 トマト水煮缶 ローリエ 唐辛子 塩 マービー しょうゆ 300g 2〜3本 300g 200g 6カップ 400g 1枚 1本 小さじ1 小さじ2 大さじ2 (1)セロリ、にんじんは大きめの乱切り、たまねぎはくし切りにする。
(2)鍋に水、トマト水煮缶、ローリエ、ちぎった唐辛子、牛肉を入れて火にかけ、アクを取りながら弱火で1時間煮る。
(3) (2)に残りの材料を加え、塩を入れてさらに30分〜40分煮る。
(4)できあがり直前にマービーとしょうゆを加え、ひと煮して味をととのえる。
鍋ひとつで出来る簡単料理!!
材料4人分 材料 作り方 セロリ にんにく みそ床 みそ みりん 3〜4本 3〜4かけ
500g 1/4カップ (1)セロリは長さを半分に切り、筋を軽く取り除く。にんにくは薄皮をむいて薄切りにする。
(2)みそとみりんを合わせ、その中に(1)のにんにくを入れみそ床を作る。
(3)バットにみそをしき、セロリを並べ、その上にみそを広げる。これを繰り返して漬けておく。
半日後くらいから食べられます!!
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