| 2004年04月18日(日) |
青葉伸び行く命ドラマ (7号で引用) |
今年は桜を堪能した。4月9日に書いた内野小学校の桜を見に行った時、今まさの満開となった古木の伐採が行われていた。この古木は高さ1メータ余りのところから裂けてしまい危険であるので伐採が始まっていた。 妻と2人で満開となった太さ2センチ余りの枝を、十本余り頂いて帰り、近所の人に分けてあげる。我が家の玄関の正面に高さ1.5メーター幅1.5メーターの桜が飾られ、妻は上機嫌であった。4月15日頃になると近所の差し上げた桜はみな散ってしまった。我が家の桜は、妻が愛情を持って毎日水を補給したせいか15日になっても花を保っていた。 16日今日で終わりかと桜を見る。桜はやや萎れてはいるがまだ花をつけていた。17日今日で終りかと桜を見る。よく観察するとなんと無数の淡いグリーンの葉が出ているではないか。感動の一瞬であった。太さ2センチの桜の枝は、あらん限りの力を振り絞ってグリーンの葉に栄養を送っていたのだ。大地に根を張る桜並木は、余裕の表情で淡いグリーンの葉を伸ばしている。
・春4月 ばんだの桜も 散り始め 青葉は延び行く 命のドラマ
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